腰痛を適切に和らげる方法は?温めるのと冷やすのどちらが効果的?

2022年12月13日

宮崎院 小池尚登

NAORU整体 宮崎院

【経歴】
盛岡医療福祉専門学校 卒業
令和1年 株式会社つくもメディカル入社
令和4年株式会社NAORUテクノロジーに入社

腰痛になると、重苦しい痛みや激しい痛みに振り回され、「一刻でも早く、この苦しさから逃れたい」と思うもの。その反面、どのようにして痛みを和らげたらいいのかわからず、困ってしまうこともあります。

腰痛を和らげる方法は、症状の種類によって異なります。

今回の記事では、慢性腰痛と急性腰痛の違い、それぞれの痛みを和らげる方法を解説します。

慢性腰痛と急性腰痛で、和らげる方法は違う

「腰痛になったら、とりあえずホッカイロや厚着、入浴などで身体を温め、血行を促すのが良い」
「腰痛を和らげるには、患部を冷やすと炎症が落ち着き、回復が早くなる」

腰痛に悩んでいるとき、上のような対処法を聞いたことはないでしょうか?

これらの対処法は時に正解であり、時に不適切となりうる方法でもあります。腰痛には慢性的な痛みと急性的な痛みがあり、種類によって適した対応が変わるためです。

種類や性質を確認しないままに腰痛への対応をすると、かえって症状が悪化してしまうこともあります

そのようなリスクを避けるためにも、以下から腰痛の種類と特徴を見極めておきましょう。

慢性腰痛の特徴

・腰全体に重苦しい痛みを感じる
・血行が悪い気がする
・デスクワークや立ち仕事をしていると、痛みが気になる
・お尻から足にかけてしびれることもある

上のような状態に心当たりがある場合には、慢性腰痛の可能性が考えられます

筋肉の緊張や血行不良に加え、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの病気、女性の方なら生理痛やPMS(月経前症候群)などが原因です。

急性腰痛の特徴

・重い物を持ち上げたとき、ギクッと痛み出した
・無理な体勢で身体を反らせたとき以来、強い痛みを感じている
・患部が熱を帯びたように熱い
・わずかな動きをしただけなのに、激しい痛みが戻ってくる

上記のような悩みがある場合には、急性腰痛の可能性が考えられます

ぎっくり腰を代表とする急性腰痛は、突発的に強い力や反動が身体にもたらされることによって起こります

痛みも慢性痛のように重苦しくなく、日常生活に支障がきたされるほどに激しいケースがほとんどです。

またぎっくり腰は1週間から2週間で軽快しますが、1年以内に再発するリスクが高いです。

腰痛を和らげるための方法

ここからは、それぞれの腰痛を和らげる方法をお伝えします。

ご自身が悩んでいる腰痛に当てはめて、参考にしてくださいね。

慢性腰痛への対処法

慢性腰痛を和らげるためのキーワードは、「温める」です。

多くのケースにおいて、慢性腰痛は普段からの姿勢の悪さや筋肉の緊張、血行不良を原因としています。その状態では身体が冷えてしまい、痛みからの回復が遅れるままです。だからこそ、患部を温めるための対応が求められます

おすすめの方法は、カイロや腹巻、入浴の習慣です。冷えやすい腰を温めることにより、腰の筋肉の緊張が解消されて血流が良くなり、痛みも徐々に和らいでいきます。

また、慢性腰痛は運動不足や疲労から起こるケースも少なくないため、ストレッチや筋肉トレーニングも緩和するには良い手段です。ただ、筋肉トレーニングで無理をすると腰を痛めやすいことから、痛みが苦しい場合は控えましょう。

なお、慢性腰痛が出ているときに湿布や氷などで冷やしてしまうと、患部の血行が悪くなります。冷たくて心地よく感じられるかもしれませんが、後からさらに痛みが強くなることもありますので、冷やさないように注意しましょう。

急性腰痛への対処法

ぎっくり腰のような急性腰痛を和らげるには、「冷やす」がキーワードになります。

急性腰痛は、腰の筋肉や関節、神経などの組織に大きなダメージが加わることで起こります。患部を触ると熱く感じるのであれば、炎症が起きているサインです。この状態を良くするには、炎症を抑えなければいけません。

特に『氷嚢(ひょうのう)』を患部に当てると、炎症や熱感が落ち着き、痛みが楽になっていきます。氷嚢は市販で入手できますが、すぐに用意できない場合はビニール袋に氷と少しの水を入れれば、代用品として使えます。

反対に、急性腰痛になっているときに患部を温めると、炎症が悪化することもありま。痛みが和らぐまでは冷やすことを重視し、様子を見ましょう。

腰痛をしっかりと和らげるなら、整体がおすすめです

慢性腰痛なら温める、急性腰痛なら冷やすと、腰痛にはそれぞれの種類に適切な対処法があります。

これらの方法はもちろん良い手段ですが、腰痛を根本から改善するなら整体が効果的です

整体を利用するメリットは以下のようなものがあります。

整体のメリット:①専門家の技術で症状を改善できる

腰痛はストレッチや湿布、入浴などのセルフケアでも緩和はできますが、それだけでは根本的な解決に繋がらないケースもあります。一時的に痛みが和らいだとしても、筋肉の緊張や血行不良、身体のゆがみがまだ残っているためです。

整体を受けると、専門家である整体師が熟練の技術で身体の不調を取り除いてくれます。自分では気づかなかった不調も改善してもらえるため、痛みからの回復がより確実になるでしょう。

整体のメリット:②症状の原因がわかる

一度痛みが楽になっても、原因を知らないままではまた痛みが出てきてしまいます。繰り返し苦しい思いをすることがないよう、症状の原因を知ることには大きな意味があります。

そのためにも、整体師に身体のゆがみや癖を確認してもらいましょう。NAORU整体院グループでは、施術前にAIを用いた検査を行います。

身体の状態をデータで理解できるため、1人1人の症状にぴったりと合う施術ができ、再発防止に向けた具体的なアドバイスもできます。

整体のメリット:③症状を予防できる

慢性腰痛や急性腰痛を予防するのに最も重要なポイントは、身体を健康な状態に保つことです。しかし、デスクワークや立ち仕事が多く、ストレスが強い現代社会に生きているなかで体調管理を完璧に進めるのには、無理があります。

そのようなときは1人だけで頑張らず、整体師の力を借りましょう。

定期的に整体を受けていれば、日常生活でゆがみが生じても改善できます。身体のバランスや健康状態を良好にすることで、無理なく腰痛を防げるようになります。

温めるのか冷やすのかどっち?腰痛を適切に和らげる方法まとめ

以上、種類と性質に合わせた腰痛の和らげ方についてお話ししました。1日でも早く痛みから解放され、心身共にストレスのない生活を送るためにも、腰痛の種類はぜひ知っておきましょう。

「どちらの対応が正しいのかわからない」「ケアをしてみたけれど、あまり良くならない」と悩まれているのなら、整体で専門家に確認してもらいましょう。長く続いていた悩みが、思ったより簡単に解決されるかもしれません。

宮崎院 小池尚登

NAORU整体 宮崎院

【経歴】
盛岡医療福祉専門学校 卒業
令和1年 株式会社つくもメディカル入社
令和4年株式会社NAORUテクノロジーに入社

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