ぎっくり腰は冷やすの?温めるの?再発予防法

2022年02月25日

飯田橋院 當銘梨沙

NAORU整体 飯田橋院

H25〜R3:有限会社トータルケアまえいけに入社。大阪心斎橋の院にて勤務し、オフィスワーカーを中心とした方の肩こり・腰痛の症状に対しての治療や姿勢改善に対しての施術をする。
院長としてスタッフ育成・院のマネジメントに携わる。
R3:株式会社NAORUテクノロジーに参画

イテテテテ…!突然、腰に激痛が走った!これってぎっくり腰かも!?どうしよう!

そんな経験はありませんか?

ぎっくり腰の最大の特徴は、いきなりやってくること。しかも初めてのぎっくり腰のときは、パニックになってどうしたら良いかわからないですよね。
腰を冷やした方がいい?それとも温める?安静にすべき?動いても大丈夫?…などなど、疑問点も多いと思います。

そこで今日は、ぎっくり腰になったときの対処法について詳しく解説します!
あわせて予防法もお伝えしますよ。

ぎっくり腰になったら冷やす?温める?

重い物を持ち上げたり、くしゃみをしたときなど、何気ないタイミングで突然訪れるぎっくり腰。
急に動けなくなって、「このままずっと動けなかったらどうしよう…」と心配になりますよね。ですが、通常は一週間程度で自然に回復していきます。

慌てず、まずは心を落ち着けてくださいね。落ち着いたら横になり、膝を軽く曲げて、丸まった姿勢で休むと良いでしょう。

次に気になるのが、どうやって対処すべきかということ。
良く聞かれる質問が、「痛い箇所を冷やすべきか?温めるべきか?」というもの。

答えは、

痛みが出た直後は「冷やす」、回復して慢性的な痛みになったら「温める」

です!

ぎっくり腰が起きてすぐは、患部が炎症を起こし熱を持った状態です。ビニール袋に入れた氷などで患部を冷やすと、炎症を抑えることができます。時間は10~15分程度が良いでしょう。
ここで温めてしまうと炎症がひどくなり、痛みが増幅してしまいます。

とはいえ、いつまでも冷やし続けるのはNGです。患部を冷やした方が良いのは急性の痛みに対してのみ。炎症が引いて慢性的な痛みに移行した段階では、温めて血行を促進した方が、痛みが和らぎます。

では、具体的にはいつ慢性期に移行するのでしょうか?一般的にはぎっくり腰になってから2~3日後と言われています。その頃にはある程度動けるようになっていることがほとんどです。患部を触ってみて熱を持っていなければ、冷やすのをやめて大丈夫でしょう。

ぎっくり腰は安静にしすぎても良くない!?

ぎっくり腰が起きてから2~3日経ち、動けるようになってきたタイミングで気になるのが、このまま安静にすべきかどうかですよね。

具合が悪いのだから安静にすべきと思われるかもしれませんが、実は違います!

確かに以前は、しばらく安静にした方が良いと言われていました。ところが、長年の研究によって、ずっと動かずにいると背筋が衰えて逆に回復しにくいことがわかってきたのです。
できる範囲で、普段通りの生活を送るようにしましょう。

もちろん、痛みが強いのに無理をして動く必要はありません。また、長期間にわたって強い痛みが続く場合は、椎間板ヘルニアなどの可能性もあります。放置せず、医療機関を受診してください。

ぎっくり腰の再発予防法

ようやくつらいぎっくり腰から解放された…。すると頭をもたげてくるのが、再発するのではないかという不安ですよね。

実は、ぎっくり腰について詳しい原因はわかっていません。そもそも腰痛自体、レントゲンで検査しても原因が特定できないケースが約85%あると言われています。
現段階では、

・腰を支える筋肉に急な負担がかかって損傷し、神経が刺激されて痛みが出る
・腰周辺の慢性的な筋肉疲労
・過度なストレス

などが要因と考えられています。
上記の要因を踏まえて、以下の点に気をつけて生活すると良いでしょう。

①日々の動作に気を配る

腰に負担をかける動作はなるべく避けることが肝心です。
具体的には、

・重い物を持つときには、一旦しゃがんでから持ち上げる
・顔を洗うときは、膝も少し曲げてかがむ
・起床時にすぐに起き上がらず、一旦横向きになり、体を丸める。その後、ゆっくりと起き上がる

といった動作を意識しましょう。

②運動不足を解消する

腰を支える腹筋や背筋が衰えていると、腰痛が起きやすくなります。適度な運動を取り入れて、筋力低下を防ぎましょう。
特に水中ウォーキングは、腰に負担がかかりにくいのでおすすめです。

③同じ姿勢を続けない

実は座りっぱなしも腰に負担がかかっています。デスクワークで長時間座っている方は、一時間に一度は立ち上がって、体を動かすようにしましょう。

また、座りっぱなしの方は猫背や反り腰になりがち。このような悪い姿勢は体の歪みを引き起こし、慢性的な腰痛の原因となります。ある日突然ぎっくり腰になってしまうことも!前かがみになったり、逆に腰を反りすぎたりしないように注意しましょう。

④ストレス

ストレスも腰痛やぎっくり腰の原因です。
連日仕事が忙しくストレスがたまっている…なんて方は要注意。ストレスは痛みを感じやすくさせる作用があると言われています。
ゆっくり休み、趣味に没頭したり音楽を聴いてリラックスするような時間を作りましょう。

また、極度にぎっくり腰を恐れるのもよくありません。
「ぎっくり腰になったらどうしよう…」と不安に思いながら生活するのもストレスの元になってしまいます。そのストレスで再びぎっくり腰になってしまっては悪循環です。
「もう一度なったとしても、一週間経てば回復するから大丈夫」くらいのポジティブな気持ちで暮らせると良いですね。

当院のぎっくり腰へのアプローチ

当院では、腰周辺の慢性的な筋肉疲労を引き起こす原因の1つ、骨盤の歪みを解消させることができます。

まずは初回のカウンセリングで最新のAIを用いた姿勢検査を実施。骨盤はもちろん、ほかにも痛みの原因となる歪みがないかチェックします。
その上で、繊細な手技で筋肉の疲労をほぐしていきます。ボキボキするような痛い施術ではありませんので、ご安心ください。

ただし、2~3日経っても動けず、強い痛みが長期間続くケースはぎっくり腰ではないかもしれません。その場合は医療機関を受診しましょう。

まとめ
ぎっくり腰になってしまったら、以下のように対処しましょう。

・炎症が起きている間は冷やす
・炎症がおさまったら温める
・2~3日経って動けるようになってきたら、無理のない範囲で普段通りに動く

また、適度な運動やストレス軽減、慢性的な筋肉疲労の解消などが再発予防につながります。

ただし、ぎっくり腰の原因はわからない点も多いので、痛みがひどい場合は医療機関に相談してくださいね。

飯田橋院 當銘梨沙

NAORU整体 飯田橋院

H25〜R3:有限会社トータルケアまえいけに入社。大阪心斎橋の院にて勤務し、オフィスワーカーを中心とした方の肩こり・腰痛の症状に対しての治療や姿勢改善に対しての施術をする。
院長としてスタッフ育成・院のマネジメントに携わる。
R3:株式会社NAORUテクノロジーに参画

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