ぎっくり腰の重症度、その予防と対応!

2022年07月26日

宇良大地

NAORU整体 千種院

株式会社MAHALOA エリアマネージャー R3年10月退社
株式会社NAORUテクノロジー R3年11月参画

突然やってくるぎっくり腰。
何度もぎっくり腰をしている方なら、“この腰の違和感はぎっくり腰になるかな?”とか
“こんな重たいものを持ったらぎっくり腰になるよね!”とか、“こんな姿勢は要注意!”と分かると思うのですが、ぎっくり腰になったことのない人はなかなか、分りませんよね。

ぎっくり腰の知識として、突然やってくる激しい腰の痛みという漠然としたものは知っていても予防法や対処法はなかなかわからないと思います。
ここでは、ぎっくり腰と呼ばれる痛みと予防について、お話していきます

ぎっくり腰の正体

ぎっくり腰は、正式名称は“急性腰痛症”で、突然やってくる痛みで歩けない、座るのもやっと、寝転ぶなんてとんでもない!などの苦痛を伴います。
欧米では、“魔女の一撃”と呼ばれるほどなので、痛みがどれぐらい酷いか想像がつきますよね。

原因は色々ですが、重たい荷物を持った時や、くしゃみをした拍子、前屈みの姿勢をとった際に、背中の筋肉や筋膜が損傷を受ける事で身体に痛みが走る急性期型のぎっくり腰と、日常の生活習慣や背骨の歪みなど様々な要因が積み重なり、身体が我慢の限界を超えた時に起こる、慢性型のぎっくり腰とがあります。

急性期型も慢性型も度合いがあり、軽度から重度によって処置の仕方や予防策が違ってきます。

軽度の場合

ぎっくり腰は軽度の場合は、痛みも軽く歩くたびに少し痛みがあるぐらいのレベルの場合です。
1週間~2週間ほどで自然に治りますが、無理をすると痛みや腫れ、しびれを伴い悪化する恐れがありますので、放置するよりはしっかりと専門の治療院でみてもらい、早期改善を目指すことをお勧めします。しっかりと診てもらうと、再発予防にもなります。

初期の段階では、少し腰をひねった程度の痛みですので、普通の腰痛と変わらない場合もありますが、油断をして重い荷物を持ったり、腰をかがめたりする際にひどくなるケースがあります。いつもの腰痛とは違う違和感を感じたらぎっくり腰かも知れません。

軽度のぎっくり腰の予防は、これ以上ひどくならないためにコルセットをしたり、女性の方ならヒールのない靴を履くことで予防ができます。

他にも、痛みや炎症が取れた後は、筋肉を緩めるためにストレッチや軽い運動をすることも大切です。

中度の場合

ぎっくり腰の中度は、痛みや腫れが見られるが、ゆっくりと歩けたり、座る事が出来る状態の方です。

初期の段階では、痛みを取ることに専念して安静に過ごし、痛みが取れ、炎症や腫れがなくなりましたら、リハビリを兼ねて少しずつストレッチをしていきましょう。

最近では、ぎっくり腰になったらひたすら安静でベッドに寝ている方がよいとされていましたが、少し良くなったら動いた方がより回復も早いと言われています。

また、再発防止のためには、自身の姿勢や日常生活の見直しをおこない、治療院で歪みを改善し、正しい身体の使い方や筋肉をやわらかくするストレッチや運動をすることが予防に繋がります。

中度のぎっくり腰の要因は日常生活の習慣や腰への負担が積み重なった場合が多いので、予防法も、筋肉をつける、緩める、歪みを整えるなど身体の内面を整える事が最善の予防策です。

重度の場合

ぎっくり腰の重度の方は、痛みや炎症がひどく、立ったり、座ったりするのも厳しく、歩行も困難な状態になります。

寝転ぶのも大変な動作となり、寝転んで治療をするのが難しい場合もあるほどです。

重度のぎっくり腰になった場合、痛みが強く炎症がある場合は冷やすのが基本となります。

しかしながら、冷やしすぎると筋肉が硬直してしまい、血流が悪くなるので、一時的に冷やすことで身体の感覚が麻痺して痛みが取れたり、炎症がおさえられても、後々の事を考えれば、冷やしすぎるのはNGです。

他にも、ぎっくり腰でNGなのが、痛みの確認の為に患部を繰り返し触ったり、動かしたりすることです。このような行為は、回復を遅らす原因になります。
炎症や痛みが増す可能性があるので、むやみに処置をしないようにしましょう。

よく間違えるNGとして、ぎっくり腰になった直後に患部を温める行為です。
血流が良くなり痛みが増すので絶対しないでください。
お風呂などで温めるという方もいますが、お風呂に入る行為は危険です。

炎症や痛みが治まってからの温めは効果がありますので、筋肉をほぐすためにも温めるのはある程度改善がみられてからにして下さい。

ぎっくり腰の直後は、自己流や民間療法で解決するのではなくすぐに、治療院や専門の機器をおいている所でみてもらうのが一番です。
最近では、筋肉の深部にまで届き痛みや炎症をとる機器や鍼灸等の東洋医学もあります。

ぎっくり腰の正しい予防とは?

何度もぎっくり腰を繰り返す方は特に、筋肉を柔らかくするストレッチをするとよいでしょう。

重度の場合に多いのがスポーツによるぎっくり腰や外部からの圧力によるぎっくり腰の場合です。このような場合は予防法が無いので仕方ありません。

また、最近言われているストレスや内臓の不調からくるぎっくり腰や、冷えやむくみからくるぎっくり腰です。

これらは沢山の予防法があり、
●しっかり睡眠をとる
●体に必要な栄養素をしっかりとる
●代謝をUPさせるために筋肉をつける
●糖分の取りすぎ、アルコールを控える
 

など一見、ぎっくり腰と関係がなさそうに思いますが、これらもぎっくり腰の予防につながります。

ストレスや内臓の不調が腰痛を引き起こし、腰痛がさらにストレスを生むという悪循環も考えられますので、心の健康=体の健康を保つような生活を心がけましょう。

またぎっくり腰予防の為に、急に無茶な運動や自分に合わないストレッチなどをすることでかえって、酷いぎっくり腰を起こすケースもあります。

くれぐれも自分のペースと体調と相談しながら、長く続けていくことも大事です。

何度もぎっくり腰を繰り返されている方は、、これらに気をつけましょう!

●長時間同じ姿勢を続けない
●中腰などの体制で立ち上がる時にきをつける
●重たい荷物を地面から勢いよく持たない
●振り返る時は気を付ける
●くしゃみをするときは気を付ける
●気温の寒暖差に気を付ける
●冷房に気を付ける

上記は、主にぎっくり腰を繰り返されている方が話される“ぎっくり腰になるタイミング”です。
重たい荷物やくしゃみなどはよく聞きますよね。
冷房は、あまりみなさん意識しないと思うのですが、一定の箇所に冷気が当たり続けることで筋肉が固まり、急に動くことで筋肉の損傷がおこりぎっくり腰になります。
これは、腰だけにとどまらず首にも起こることがあり、寝違えに繋がりますので、気を付けてください。

ぎっくり腰、寝違いでお悩みでしたら、NAORU整体院グループに是非ご相談ください!
パーソナルスペースで、ぎっくり腰を起こす原因となったお身体に丁寧にアプローチ致します。

また、よくぎっくり腰を繰り返す方は、当院での整体は予防にもなります。
是非、あなたの生活のルーティンにNAORU整体院の整体を取り入れてみてください!

                     

宇良大地

NAORU整体 千種院

株式会社MAHALOA エリアマネージャー R3年10月退社
株式会社NAORUテクノロジー R3年11月参画

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