こめかみが痛いのはなぜ?症状と痛みが出る原因、対処法を解説

2022年12月6日

頭痛に悩む女性

ふとした瞬間から気になりだす、こめかみの痛み。頭が横から締め付けられるようで、不快に感じてしまいますよね。

こめかみの痛みには筋肉の緊張を原因とする痛みから医療機関の受診が必要な痛みまで、さまざまな種類があり、原因によって対処法が異なります。

今回の記事では、こめかみの痛みの症状と原因、対処法について解説します。

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こめかみの痛みはどんな症状?

頭痛

こめかみとは目の横辺りにある頭の側面のことです。ちなみにこめかみは食べ物を噛むときに使われる筋肉であることから、『米噛み』と呼ばれています。

こめかみの痛みには緊張性頭痛や片頭痛、脳の病気などが関連し、原因によって症状が変わるケースがほとんどです。

例えば緊張性頭痛を原因とするなら、「締め付けられるような」「重苦しい」「ジワジワと長時間続く」痛みを感じます。

片頭痛と関連する場合には、「ズキンズキンと脈打つような痛みがある」「身体を動かすたびに痛みを感じる」などの症状が目立つようになります。

脳の病気が考えられる場合には、激しい痛みに加えて麻痺や痙攣に悩まされるケースが多いです。

⇒整体で肩こりと頭痛は改善するの?

こめかみが痛い原因

こめかみの痛みの原因にはさまざまなものがありますが、今回の記事では緊張性頭痛と片頭痛、脳の病気に絞ってご説明します。

症状によっては早めに医療機関へ受診した方が良い場合もあるため、こめかみの痛みでお悩みの方は当てはまる症状がないか確認してみましょう。

こめかみが痛い原因|①緊張性頭痛

緊張性頭痛は、『片頭痛』『群発頭痛』と同じ『一次性頭痛』に分類され、そのなかでも最も多いタイプの頭痛です。

多くの場合、緊張性頭痛は首や肩の筋肉の緊張やストレスによって起こります。筋肉の緊張やストレスで血行が悪くなると、頭の血管に必要な酸素や栄養素が運ばれなくなります。結果、痛みやだるさ、重さが引き起こされてしまうのです。

緊張性頭痛になると、後頭部やこめかみ、額などに重苦しい痛みを感じます。肩こりやめまい、疲労感、眼精疲労などの症状が出ることもあります。

こめかみが痛い原因|②片頭痛

片頭痛は、頭の片側または両側に脈打つような痛みが起こる頭痛です。月に1回程度のペースで起こる症状としても知られています。においや音に敏感になる、キラキラとした光が見えるなどの前兆があることも、片頭痛の特徴です。

片頭痛の原因は医学的にまだ解明されていませんが、脳の神経の圧迫が有力視されるようになりました。そのほかの原因には、チーズやチョコレート、ナッツなどの脂質の多い食べ物などが注目されています。さらに片頭痛は遺伝性が強く、女性に多い症状としても有名です。

こめかみが痛い原因|③脳の病気

脳

脳腫瘍やクモ膜下出血、慢性硬膜下血腫など、脳の病気が原因でこめかみの痛みが出ることもあります。

このような病気はセルフケアでは改善できないため、医療機関の受診が必要です。

代表的な3つの脳の病気について詳しく見ていきます。

脳腫瘍

脳腫瘍は、脳にできた腫瘍が徐々に大きくなることで、症状が目立つようになります。最初は自覚症状がほとんどありませんが、腫瘍が大きくなるにつれて脳が圧迫され、こめかみの痛みや麻痺、痙攣が起こります

特に危険な症状が見られなければ経過観察、そうでなければ手術が選択されます。

クモ膜下出血

脳を包む『クモ膜』の下に流れる太い動脈が破裂し、出血する状態のことです。これによりクモ膜下の下腔に血液が広がり、耐えられないほどに激しい痛みを感じます

この状態は非常に危険であるため、早い段階から医療機関で治療を受ける必要があります

慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)は、高齢者に多いとされる脳の病気です。年齢を重ねると脳が委縮し、脳の体積も減少していきます。これによって脳周辺のスペースが広くなってしまい、転倒や打撲など外的刺激からの影響を受けやすくなります。

慢性硬膜下血腫のリスクは、些細な転倒や怪我でも脳内の出血が広がり、こめかみの痛みや麻痺、意識障害などにまで繋がってしまう点です。ほかの脳の病気と同様、早めの治療が求められます

こめかみの痛みを改善する方法

こめかみの痛みを改善するには、原因に合わせた改善策が必要不可欠です。

下記の原因以外にもこめかみが痛むことは考えられますが、ここではこめかみの痛みとして良く見られる3つの原因の対処法についてご紹介します。

緊張性頭痛への対処法

緊張性頭痛が原因でこめかみの痛みが起きている場合には、筋肉の緊張を取り除くことで改善できます。

筋肉の緊張は、猫背や前かがみなど姿勢の悪さによって定着する傾向にあります。そのため、日ごろから正しい姿勢を維持し、仕事中はこまめに休憩をとってストレッチをするなど、筋肉に負担がかからない生活を心がけると良いでしょう。

現在の姿勢を客観的に知り、悪いところを解消するなら、整体もおすすめです。特にNAORU整体院では、AIを用いた検査でお客様の姿勢を確認し、実際の施術に活かしています。

正しい姿勢がわかった」「こめかみの痛みも肩こりも楽になった」と喜ばれるお客様も多いです。

整体とマッサージの違いって何?目的別の通い方

片頭痛への対処法

DAY OFF

片頭痛は、明るい部屋や騒がしい環境で起こるケースが多いです。一旦部屋を暗くする、物静かな場所に移動するなどの手段で、脳を刺激しない状態に身を置きましょう。

痛みがある場所を冷やすと、脳の血管が収縮し、徐々に痛みが和らぎます。

チーズやチョコレート、ナッツなどの脂質が多い食べ物やアルコールによって片頭痛が出るケースも多いことから、症状に悩まされている方は食生活を見直してみると良いでしょう。

さらに片頭痛は激しい痛みが目立つため、一時的に症状を和らげたいときには痛み止めが役立つこともあります。ただ、薬に頼りすぎる状態にならないよう、日常生活や食生活の改善も必要です。

脳の病気への対処法

脳腫瘍やクモ膜下出血、慢性硬膜下血腫などの脳の病気が気になる場合には、医療機関を受診することをおすすめします。

これらの病気を放置すると命の危険に達するだけでなく、日常生活が大きく変わるリスクが高くなります。

楽観視した結果思わぬ悲劇を招くことがないよう、症状に心当たりがあるのならすぐに脳神経外科に相談しましょう

こめかみが痛いのはなぜ?症状と痛みが出る原因、対処法まとめ

こめかみの痛みは、どのような症状であっても非常に不快なものです。

しかし、症状や原因に合わせた対応をしていれば、改善や緩和が可能になります。1日でも早い対応を心がけることで、大難を小難に抑えることもできるでしょう。

少しでも痛みが出たら無理をせず、ケアや専門家のサポートでしっかりと身体をいたわってあげましょう。

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NAORU整体 宮崎院

【経歴】
盛岡医療福祉専門学校 卒業
令和1年 株式会社つくもメディカル入社
令和4年株式会社NAORUテクノロジーに入社

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