股関節の外側に痛みが出たら要注意!?原因やリスク・対処法を解説
2023年06月8日
股関節の外側に感じる、きしむような痛み。今までにあまりなじみがない痛みであるだけに、ビックリしてしまいますよね。
そんな股関節の痛みがある場合、専門家のサポートが必要になることもあります。
今回の記事では、股関節の外側が痛くなる原因と対処法について解説します。症状に心当たりがある方はぜひ今回の記事を参考に、痛みの改善に向けて対応を始めてくださいね。
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Contents
股関節の外側に痛みが出る原因
股関節の外側に痛みが出るのには様々な原因がありますが、最も有力な原因は変形性股関節症です。
変形性股関節症とは?
変形性股関節症とは、股関節の軟骨に摩擦が起こることにより、軟骨のすり減りが変性が目立つ状態のことです。
- 起き上がる時や立ち上がる時、歩き始めに痛みが出る
- 関節からポキポキと音がする
- 左右の足のバランスが悪い
などの症状に心当たりがあるなら、変形性股関節症が原因だと考えられるでしょう。
股関節は、骨盤の受け皿『寛骨臼(かんこつきゅう)』と大腿骨頭から成り立つ『球関節(きゅうかんせつ)』です。健康な状態なら、寛骨臼と大腿骨頭は関節軟骨にカバーされていて、股関節を滑らかに動かすことができます。
しかし、何らかの原因ですり減りや変性が進むと、痛みや動かしづらさを感じるようになります。
変形性股関節症の原因
変形性股関節症は、主に発育不全や『臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)』など、生まれつきや幼少時の発育状態が原因だとされますが、後天的な原因が見られるケースも少なくありません。
後天的な原因には、日常生活での身体の使い方やホルモンバランス、加齢などが挙げられます。このような原因によって関節軟骨がダメージを受け、関節の変形が進んでしまいます。
特に骨盤や身体のゆがみは変形性股関節症のリスクを高くするため、注意が必要です。身体の土台として働く骨盤にゆがみが生じると、股関節もその影響を受け、そしてそのまま日常生活を過ごすことで変形に繋がります。
先天性の症状として知られる変形性股関節症は、普段からの何気ない過ごし方であらわれることもあります。だからこそ、姿勢の乱れや身体のバランスには十分に気をつけたいものです。
変形性股関節症以外の原因
股関節の外側に痛みを感じていて、変形性股関節症のサインが見られなければ、ほかの原因が隠れているかもしれません。
その場合は、中殿筋の痛みや大腿筋膜張筋の痛みが関係しています。
まず中殿筋とは、腸骨から股関節の外側までにある筋肉です。股関節にとって重要な役割を持つ筋肉でもあります。身体のバランスが悪くなると、股関節の外側に痛みが出やすくなります。
大腿筋膜張筋とは、太ももの外側から腸脛靭帯、膝関節までにある筋肉です。この筋肉をうまく使えていないと、股関節にまで影響が及び、痛みを感じることがあります。
変形性股関節症のリスクとは?
さて、股関節の外側の痛みに変形性股関節症が深く関係しているとお話ししました。
ここからは、知っておきたい変形性股関節症のリスクについて解説します。
リスク|①症状が深刻化する
変形性股関節症は股関節周辺組織に起こる問題であることから、自然に改善されることはありません。
また、放置すると状態が悪化し、歩いている時だけでなく、仕事中や運転中・休んでいる時や就寝時など、日常生活にも支障をきたすことさえあります。
動いていても休んでいても痛みが落ち着かず、精神的なストレスも増えるケースが多いです。
変形性股関節症は基本的には経過観察やリハビリテーション、薬物療法などの保存療法が行われますが、症状が深刻化すると手術が必要になります。手術はもちろん有効な方法ではあるものの、時間的・体力的、または金銭的な負担が大きく、手術を受けても症状が改善されないケースもあるため、可能な限り早めの対応が不可欠です。
リスク|②女性に起こりやすい
変形性股関節症は、私たちが思う以上に身近に起こりやすい症状です。また女性は男性よりも変形性股関節症になるリスクが圧倒的に高いと考えられています。
身体の造りからご説明すると、女性は男性よりも股関節に負担が大きい状態にあります。生まれつき臼蓋形成不全を抱えるケースが多く、さらには子宮や卵巣の問題によって股関節に悪影響が及ぶリスクも高いためです。一般的に、40代から50代になると変形性股関節症になるリスクが高いとされていますので、ある程度年齢を重ねた段階からは気をつけましょう。
女性は不調がに起こりやすいため、腰痛を初めとした身体のケアもしっかりと行っておきましょう。
▷女性特有の腰痛が起こるのはなぜ?原因や予防する方法をご紹介!
股関節の外側が痛い!必要な対処法
股関節の外側の痛みに深くかかわる、変形性股関節症について理解が深まったでしょうか。聴いているだけでも怖い症状ではありますが、きちんと対応することで症状が改善され、日常生活を快適に過ごせるようにもなります。
特に、以下の対処法はなるべく早くから始めましょう。
対処法|①医療機関で検査を受ける
股関節の外側の痛みには、変形性股関節症をはじめ、中殿筋や大腿筋膜張筋の痛みなどの原因があります。そして、それぞれの症状を改善するためには、痛みの原因が何かを知る必要があります。
そのためにも、医療機関を受診し、検査を受けて原因を確かめましょう。例えば変形性股関節症になっていると、結果を知るのが怖いこともあります。しかし、怖いあまりに検査を受けないままでいると、必要な対処法を始めることもできません。変形性股関節症があっても、適切な対応ができていれば痛みに悩まずに毎日を送れますので、少し勇気を出して検査を受けてみましょう。
対処法|②医療機関で治療を受ける
医療機関で痛みの原因がわかると、痛みに合わせての治療が行われます。手術の必要がないと判断されると、保存療法が選択されます。
変形性股関節症の保存療法は、経過観察に合わせ、リハビリテーションや薬物療法などです。薬物療法に抵抗を覚える方も少なくありませんが、我慢できないほどの痛みがあるなら、一時的に抑えるだけでも痛み止めは有効です。リハビリテーションや日常生活の見直しを頑張りつつ、毎日のストレスをなくしましょう。
対処法|③整体を受ける
股関節の痛みを和らげるには医療機関の治療が役立ちますが、整体もとても効果的な方法です。実際に身体のゆがみや筋肉の緊張が原因で痛みが出ているケースも多く、そのような痛みには整体が解決してくれます。
NAORU整体グループでは、AIを用いた検査と患者様に合わせた施術を行います。股関節の痛みに関しても、データで原因を特定して施術に繋げるので、改善効果がとても高いです。「医療機関の治療も大事だけれど、整体も受けて良かった」「身体のゆがみが軽減されて、股関節の痛みが出にくくなった」など、患者様からも喜びの声をいただいております。
痛みのない優しい施術を徹底していますので、初めての方も安心して利用することができます。
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股関節の外側に痛みが出たら要注意!?原因と対処法まとめ
股関節の外側に痛みが出ると怖さを感じますが、医療機関での検査や治療、整体をしっかりと活用することで状態が改善されます。
自分だけで我慢せず、専門家の力を借りてくださいね!