セルフケアは整体で!
2022年10月20日
肩こりや腰痛、猫背、産後の不調、冷え、便秘…。整体院には、様々な不調にお悩みの方が来られます。
不調の解消には、施術を受けるのと同じくらいセルフケアも重要です。ストレッチの習慣を取り入れ、普段の姿勢を見直すと、再発しにくい健康な体になりますよ。
今日のコラムでは、施術後に取り入れたいストレッチや習慣について、詳しく解説します!ぜひ実践してみてくださいね。
Contents
セルフケアとは
セルフケアとは、「自分自身で自分の面倒をみること」です。自己管理とも表現されます。
その内容は、ストレスを感じたときに音楽を聴くといった心のセルフケアから、ウォーキングや健康診断など体調面のケアまで多岐にわたります。
もちろん、自分で行うストレッチもセルフケアの一種。特に整体で扱うことの多い肩こりや腰痛に関するストレッチは「セルフ整体」と言われることもあります。
どうしてセルフケアが重要なの?
では、どうして整体を受けるだけでなく、セルフケアも重要なのでしょうか?
その理由は、ずばり「体の歪みはすぐにはとれないから」です。
肩こりや腰痛といった不調が慢性化する主な原因は、体の歪みにあります。骨盤や背骨といった骨格が本来あるべき位置からズレてしまい、その結果、周辺の筋肉に負担がかかり、こりや痛みが起きるのです。
この歪みを引き起こしているのが、日常生活の癖です。前かがみでスマホをのぞき込む、脚を組む、いつも同じ方の手や腕で荷物を持つ…一見、何気ない動作に思えますが、癖になってしまうといつの間にか少しずつ骨格がズレていきます。気づいたときにはズレた状態が普通になり、本来の正しい姿勢を保つことが難しくなってしまうのです。
整体では、そのような体の歪みを主に人の手を使って丁寧に正していきます。ただ、一度の施術ではすぐに元の姿勢には戻れません。そのくらい、歪みは頑固なものなのです。
また、せっかく整体で正しい姿勢に整えても、普段の生活が同じであれば、すぐに歪みが戻ってしまいます。
そこで、セルフケアで日々の暮らしから正しい姿勢を保つようにすると、症状の悪化や再発を防げるというわけです。
おすすめのセルフケア
肩こり
肩こりをスッキリさせるポイントは、「動的ストレッチ」と「静的ストレッチ」です。
筋肉を伸ばしたり縮めたりするストレッチ「動的ストレッチ」の目的は、血行を良くし、身体を温め、筋肉疲労やむくみをとることにあります。
「静的ストレッチ」は、筋肉を一定方向に伸ばした状態を数秒間キープします。筋肉の緊張をほぐします。
動的と静的、それぞれでも十分、効果は感じられますが、より身体の柔軟性をアップするなら、「動的ストレッチ」から「静的ストレッチ」の流れを続けることです。
血液の流れが良くなり、筋肉がほぐれます。肩こり特有の痛みや凝り固まりがとれていきます。
動的ストレッチからスタート
肩を上下に動かし、肩周辺の筋肉の血行を促します。
- 手を太ももに置いて座る
イスに座り、両足を肩幅ぐらいに開き、手は太ももの上に置きます。
指先は太ももの内側に向け、肩の力を抜きましょう。
腕の重さを太ももで感じるように。
- 肩を上下に動かし、血液の流れをスムーズに
をゆっくり吸いながら、肩をすくめ、出来るだけ肩を高く上げます。
息をゆっくり吐きながら、肩を下げていきます。
上げ下げをリズミカルに10回程度、繰り返します。
※肩を上げた際、頭を少し前へ傾けると動作が、よりスムーズになります。
静的ストレッチで筋緊張を緩めます
肩こりは肩や背中といった、広範囲の筋肉が凝り固まります。このあたりの筋肉が柔らかくなると、気持ちよくほぐれます。
- 片足を両手で抱えて座る
イスに浅めに座ります。右足は前方の床につけ、左足は膝を曲げて、両手で抱えます。
- 抱えた膝につかまって、肩から背中の筋肉を伸ばす
右足を床から上げ、前に伸ばします。
顎を引き、体重は後ろへ傾けます。
背中は背もたれについても問題なし。
膝を抱えた腕をまっすぐ伸ばします。
膝にぶら下がるようにして、肩から背中の筋肉を伸ばします。
これを、10秒間×1~3セット繰り返します。
こまめなストレッチは肩こりを防ぎ、気分転換にもなります。姿勢がきれいであれば、見た目も若々しくなります。
すき間時間にストレッチを行い、肩こりをほぐしてみましょう。
腰痛
すでに腰痛になってしまっている方が多いので、それ以上強くならないように、日常生活で心がけるセルフケアをご紹介します。
- 悪い姿勢で座らない
腰痛を引き起こす原因は、猫背のような背中が丸くなった姿勢です。
そこで、「腰椎前弯(ようついぜんわん)」という形を心がけて座るようにしましょう。
腰椎前弯とは、腰の骨(腰椎)がS字カーブを心がけることで、腰の上のくぼみですね。真っすぐに立つと自然に形成されるS字カーブは、猫背姿勢になると腰が丸くなります。
こういった姿勢が長時間続くと、腰の筋肉や靭帯が引き伸ばされ、疲労してしまいます。長く座っていて、立ち上がった時に腰に痛みを感じるのは、筋肉疲労を起こしているからです。
腰痛をそれ以上悪化させないためには、ある程度時間が経過したなと思ったら、立ち上がる、動くといった対策が必要です。
- 正しい姿勢で物を持ち上げる
腰痛持ちの方に気をつけてほしい姿勢は、腰を丸めたままで重い荷物を持ち上げようとする姿勢です。
物を持ち上げる際は、動作の前後に、腰を5~6回反らせましょう。そして、足を広げ、立った姿勢で腰のS字カーブを作ります。
腰のカーブを意識しながら、荷物を持ち上げます。膝を伸ばし、立ち上がります。この時、反動をつけてはいけません。
荷物を下ろす際は、この手順の逆の動作を行います。
- 適度に運動する習慣をつける
腰が痛いと、動くのも億劫になりますよね。しかし、安静の期間は2~3日ぐらいにし、早く良くなるためには、無理のない範囲で身体を動かすことも必要です。
ただし、ぎっくり腰のような急性の痛みは無理をせず、様子をみながら動いてください。
セルフも良いけど、プロの整体がおすすめ
- 全身を整えるポイントは筋肉と関節
肩こりや頭痛、腰痛といった全身がガチガチに硬く感じるのは、筋肉が凝り固まり、関節の動く範囲が制限されているためです。
運動不足や普段の姿勢、習慣で、全身の筋肉・筋膜・靭帯・関節などが硬くなっています。そのため、セルフでストレッチしたり、身体の動かし方に気をつけていても、完璧にはほぐれません。
私たち、NAORU整体院グループはプロの手による本格整体を行い、身体の深い部分から整えていきます。
自分では届かない深層部分の筋肉からほぐし、固まっている関節の可動域を広げていきます。
特に、デスクワークの方やお子様をずっと抱っこしている、車の運転、荷物の運搬など、同じ姿勢を繰り返したり、同じ姿勢をずっと続けることは、その姿勢が例え、良い姿勢だと思っていても、それがそもそもの不調を生む原因となっています。
筋肉の働きは、ポンプのような働きを担っています。収縮(縮まる)と弛緩(緩める)を繰り返しながら、血液を送る働きをしています。
なので、同じ姿勢が続くと筋肉の動きが減るので、収縮と弛緩の回数が少なくなり、肩こりや腰痛を引き起こすのです。
身体がガチガチだなと思ったら、セルフでの整体も良いですが、お近くのNAORUまでお越しください!
元々の可動域が広い肩の関節、そして重要な役割をする股関節にフォーカスし、全身を整えていく整体で身体をやわらげましょう!