接骨院と整体院は何が違うの?それぞれの特徴を解説します。

2022年09月16日

飯田橋院 當銘梨沙

NAORU整体 飯田橋院

H25〜R3:有限会社トータルケアまえいけに入社。大阪心斎橋の院にて勤務し、オフィスワーカーを中心とした方の肩こり・腰痛の症状に対しての治療や姿勢改善に対しての施術をする。
院長としてスタッフ育成・院のマネジメントに携わる。
R3:株式会社NAORUテクノロジーに参画

こんにちは!

今回は接骨院と整体院の違いを解説していきます!

あなたはこの違いを説明できますか?

実は多くの人がこの違いを説明できません。

身体の不調の解決には様々なアプローチがありますが、この違いを理解していないと、あなたのニーズに合っていないお店に行ってしまうかもしれません。

それぞれの違いを理解する事で、あなたが行くべきお店が理解できますので、行ってみたものの思った所と違ったなんて事は避けられるでしょう。

ぜひ最後まで読んであなたの症状に合わせた施術を受けられる施術院に行きましょう!

接骨院と整体院の資格の違い

まず接骨院と整体院には施術者の持っている資格に違いがあります。

ちなみに「接骨院」と「整骨院」は呼び方が違うだけで中身は同じです。

「美容院」と「美容室」みたいな感じです!

接骨院と整体院の資格の違い:接骨院の資格

接骨院では「柔道整復師」という国家資格を持った人しか施術できません。

「柔道整復師」の資格は3年間身体や処置について厚生労働大臣が認可している教育機関で専門知識を学ぶ必要があります。

その後、国家試験に合格する事で取得出来ます。

その為、施術者の知識や技術力が一定以上保障されます。

接骨院と整体院の資格の違い:整体院の資格

実は整体院は特に資格は必要ありません。

そのため、極端な話誰でも整体師と名乗る事ができます。

ただ、一般的には技術や知識の習得の為に整体学校に通ったり、職場の研修を利用して整体師の民間資格を取得する事が多いです。

民間資格とは国家資格とは違い、民間の会社や団体が発行している資格になりますので、試験内容などは会社や団体によってさまざまです。

その為に、整体師の知識や技術は個人によって差が出るといった事が起こりえます。

接骨院と整体院の料金の違い

ここでは、接骨院や整骨院で施術を受けるのにかかる料金の違いについて解説していきます。

自分の持つ症状によって料金は変動しますので、参考程度に留めておいてください!

接骨院と整体院の料金の違い:接骨院の料金相場

接骨院での治療は保険を適用する事ができます。施術者は全員国家資格を持っています。

ですので、1割〜3割負担で済みますので、支払額は1000円以内に収まることがほとんどです。

ただ、保険が適用できる施術内容は決まっているので、それ以外の施術は全額負担になります。

具体的に保険が適用できる内容は、

①脱臼・骨折の応急処置

②捻挫・挫傷の治療

③ぎっくり腰

④肉離れ、靭帯損傷

などの、1週間〜10日以内の日常生活が原因で起きた「急性」の症状が対象です。

この「急性」というのがポイントです!

また、健康保険だけでなく、労災や自賠責保険などの各種保険が適用されます。

身近な物でいうと、交通事故でのむち打ち(自賠責保険適用)や、勤務中や通勤時のケガ(労災保険適用)などが対象になります。

一方、肩こりや腰痛などの慢性的な症状や、すでに病院などで治療を行なっている症状については健康保険の対象外となります。

接骨院と整体院の料金の違い:整体院の料金相場

整体では保険が適用できませんので、お店が決めた料金設定の通りに全額負担する必要があります。

相場は10分1000円程になります。

ただ、多くのお店がコースでの施術を行っているので30分からや40分からの施術、そしてその分の料金が発生すると考えましょう。

接骨院と整体院の施術内容の違い

ここまで読んで頂いた方は、料金も安くて国家資格保有者がいる接骨院の方がいいんじゃないの?

整体院に行くメリットってあるの?と思う人が多いのではないでしょうか?

実は接骨院にもデメリットと感じる部分もあり、整体院の方が適している場合もあります。

ここではそれぞれの施術内容を解説していきます。

接骨院と整体院の施術内容の違い:接骨院の施術内容

実は接骨院で保険適用できる施術は限られています。具体的に保険適用内でできる施術内容は、

①電気治療

②ローラーベッド

③温熱パック

④マッサージ(5分程度)

などであり、時間や内容が限定されています。

この内容で改善できれば良いですが、症状が改善されない場合であっても保険適用内で行うには同じ治療を受けることしかできません。

その為、接骨院でも自費での施術メニューを用意している所がほとんどです。

10分のもみほぐしは保険が適用されるが、延長する場合は全額自費負担ですよといった感じです。

そうなると接骨院でも整体院と値段がほとんど変わらなくなります。

接骨院と整体院の施術内容の違い:整体院の施術内容

整体では施術内容の制限がありません。

固まっている筋肉を長時間もみほぐす事や、骨格の調整、ストレッチや骨盤調整、などさまざまな事が行えます。

その為、慢性的な肩こりや腰痛、姿勢矯正、骨盤矯正、美脚矯正、頭蓋骨矯正、自律神経症状、リラクゼーション目的など、さまざまな事に対応できます。

主要な目的別で図をまとめたので、参考にしていただければ幸いです。

接骨院整体院
肩こり、腰痛、四十肩
坐骨神経痛、手足のしびれ、自律神経症状
交通事故×
脱臼×

こんな時は接骨院か整体院どちらに行けばいい?Q&A

ここではあなたの目的に合わせて、整骨院、整体院、それぞれどちらに行くべきか答えていきます。

Q. 慢性的な肩こり、腰痛を解消したい。

A. 整体院へ行きましょう。

→慢性的な筋肉の疲労や辛さは保険が適用されません。ですので整体院に行って筋肉をしっかりほぐして貰って、必要であれば身体の歪みも整えてもらいましょう。

Q. 首を寝違えてしまった。

A. 接骨院へ行きましょう。

→寝違えは急性の症状になりますので、保険が適用される整骨院へ行きましょう。

Q. 骨盤矯正がしたい。

A. 整体院へ行きましょう。

→骨盤矯正は保険適用外ですのでダイエット目的や、産後の骨盤矯正がしたい場合は整体院へ行きましょう。接骨院でも自費治療で骨盤矯正できるところもあるので、そちらを選んでも大丈夫です。

Q. 身体の歪みを整えたい。

A. 整体院へ行きましょう。

→身体の歪みを整えるには、骨盤の調整や背骨の調整、筋肉のもみほぐしなど、さまざまなアプローチが必要です。その場合は保険や施術の制限がない整体院へ行きましょう。

Q. 運動中や日常生活の中で捻挫や肉離れになってしまった。

A. 接骨院へ行きましょう。

→急性の症状になりますので、保険が適用される整骨院へ行きましょう。

Q. 交通事故でむち打ちにあった。

A. 接骨院へ行きましょう。

→自賠責保険が適用されますので、接骨院へ行きましょう。この場合整体院に行ってしまうと保険が適用されません。

Q. 勤務中や通院時にケガしてしまった。

A. 接骨院へ行きましょう。

→労災保険が適用されるので、接骨院で治療しましょう。

接骨院と整体院は何が違うの?それぞれの特徴を解説|まとめ

最後に、接骨院と整体院の違いを簡単に図にまとめておきますので参考にして下さい。

接骨院整体院の違い接骨院整体院
施術者柔道整復師整体師
資格国家資格民間資格or無資格
保険適用内適用外
施術内容急性の症状に対応慢性的な症状や骨格調整

今回は接骨院と整体院の違いを解説していきました。

接骨院と整体院は大きな違いがあり、接骨院は病院の位置付けにあるのに対して整体院はなんでも屋と行ったイメージです。

接骨院は国家資格保有者であるが、整体院は資格が無くてもできるので知識や技術の見極めは大事です。

整体院の場合は効果を実感できるかどうかで判断すると良いでしょう。

どちらに行くか迷った場合は、急性の痛みやケガは接骨院。慢性的な症状や歪みや姿勢から来る辛さを改善したい場合は整体院。

ということを覚えておきましょう!

NAORU整体では最先端のAIを用いた姿勢診断や、根本からの施術により患者様のお悩みを解決させていただきます!

最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、健康で素敵な毎日を!

飯田橋院 當銘梨沙

NAORU整体 飯田橋院

H25〜R3:有限会社トータルケアまえいけに入社。大阪心斎橋の院にて勤務し、オフィスワーカーを中心とした方の肩こり・腰痛の症状に対しての治療や姿勢改善に対しての施術をする。
院長としてスタッフ育成・院のマネジメントに携わる。
R3:株式会社NAORUテクノロジーに参画

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