首を寝違えてしまう原因は?対処法とNGなことについてもご紹介
2021年10月22日
「首を寝違えてしまった!」
「寝違えた首が痛い!」
「痛みを今すぐ取りたい!」
首の寝違えは誰にでも起こりえることです。
しかし、仕事や家事・学校などで忙しいと病院へ行きたくてもすぐに行けない方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、首を寝違えてしまった時に自分でもできる対処法と、やってはいけない対処法をご紹介しました。
そもそも寝違えの原因や寝違えを予防する方法についても解説したので、頻繁に寝違えを起こしてしまう方も是非参考にしてください。
Contents
首の痛みや寝違えの原因は?
朝起きると、首が痛くて動かせない…。寝違えた!
仕事や家事を休むわけにもいかないし、一日中つらいですよね。
首を回すどころか、少しでも動かすと痛い「寝違え」は、首周りの筋肉や靭帯に強い負担がかかり、急性の炎症を起こしている状態を言います。炎症が強い場合は頭痛や背中の痛みを感じる時もあります。
首の痛みや首を寝違えてしまう原因、寝違えた時はどうしたらいいのか、その対処法などについて今日はお伝えしたいと思います。
寝違えは睡眠中の姿勢が原因?

寝違えによる首の痛みは、就寝中の姿勢が原因となっている場合が多いです。
通常、人は体勢が悪かったり、苦しかったりすると寝返りを打ち、首に負担がかからないように調整しますが、寝ている場所がそもそも狭かったり、枕の高さが合わないと寝ている姿勢が不自然になります。
反対に、泥酔状態であったり、疲労が溜まりすぎているといった場合は寝返りをほとんど打たずに深い眠りに入ってしまいます。
寝ている姿勢が不自然だったり、寝返りをしなかったりなどして、目覚めるまでの長い時間首に相当な負担が掛かり続けた結果、筋肉や靭帯を痛めてしまい、寝違えとなります。
他にも、長時間同じ姿勢でのパソコン操作、過度なスポーツや労働などで肩の凝りが激しい場合も寝違えを起こしやすいです。
寝違えの症状は?放っておくのは危険…!?
寝違えや首の痛みはほとんどの場合、時間の経過と共に落ち着いてきます。
中には仕事や家事を休むわけにはいかないけれど、首を動かすたびに不快な気持ちになるのも嫌なので、とりあえず湿布や鎮痛剤などでやり過ごす人も多いでしょう。
しかし、頻繁に寝違える、1~2週間経っても痛みが無くならない時は、「たかが寝違え」と自己判断せずに、早めに専門家にみてもらいましょう。
寝違えの症状は?軽い筋肉の張りから頭痛や吐き気まで

寝違えで主に感じるのは、首の痛みです。
車を駐車する際、後ろを向けない、後ろから名前を呼ばれたら身体ごと向かないといけないなど、日常生活にも支障が出てしまう程の痛みです。
肩や首の筋肉に軽い張りを感じるものから、首の筋肉の凝り固まりにより血液の流れが悪くなると、頭痛や吐き気・めまい・腕のしびれさえ感じる場合もあります。
このような症状が頻繁に続く場合や、なかなか治らない場合は早めに病院へ行くことがおすすめです。
寝違いの対処法
「寝違えてしまったけれど、忙しくて病院には行けない!」
という方も多いのではないでしょうか?しかし、痛いままではいろいろと不便。
そこで、ここでは寝違えたときの対処法をご紹介します。
寝違えたときに自分でもできる対処法になっているので、忙しくて病院へはいけないという方はぜひ実践してみてください!
寝違いの対処法①まずは安静にしましょう
一番大切なのは、不用意に首を動かさない事です。
寝違えた時、ご自分でも「ここまでなら動かせる」「これ以上は痛くて無理かな」と、首を動かしながら痛いポイントを探すことはできるので、それ以上むやみに刺激したり、負担を与えないようにしましょう。
特に、車の運転や電車の揺れは首にかかる負担が大きく、仕事や学校、用事があっても、出来るだけ寝違えの初日1日はご自宅で安静にするのがベストです。
どうしても外出する用事がある場合は、無理のない範囲で、刺激を避け、静かに過ごせるよう工夫しましょう。
寝違いの対処法②冷却or温熱 ?
寝違えた時、まず冷やすの?温めるの?と迷いませんか。
強い痛みなど炎症が強い、または腫れている、熱を持っている場合は 冷やすと、血管が収縮するので炎症を和らげることができるので、ご家庭にある保冷剤や氷水の入ったビニール袋をタオルでくるんで、痛みがある部分に当てて冷やしましょう。
その際、冷やし過ぎには注意が必要です。
冷やしていると気持ちが良く、痛みも軽減されていくのが分かるので、つい長時間冷やしてしまう方もいらっしゃいますが、炎症が起きている部分を長く冷却すると、却って血行が悪くなり、元の状態に戻るまで時間が掛かってしまう可能性もあります。
首の痛みや腫れがおさまったら、首周りを温めてください。
首や肩の筋肉を温めると血行も良くなり、寝違えの予防だけでなく肩こり予防にも有効です。
あくまでも、ご自宅で出来るセルフケアによる炎症の鎮静化なので、「良くなった」といって動かし過ぎてはいけません。
寝違いの対処法③抗炎症薬も有効
首の寝違えには市販の抗炎症薬も有効です。
抗炎症薬はドラッグストアなどでも簡単に手に入れることができるので、湿布をしても痛みが治まらない場合などは市販の抗炎症薬も効果的だと言えます。
しかし、いくら痛みが強いからといってたくさん服用するのは体に悪影響をきたしかねませんので、用量用法は守るようにしましょう。
寝違えた時にやってはいけない事

つらいので、何とかしたいというお気持ちも分かります。
しかし、良いと思って行った行動が逆の意味を持ってしまうこともあるので痛みがあるときは注意しましょう。
特にやってしまいがちなのは、首をグイグイ揉んだり、首の筋肉を伸ばすストレッチですが、これは気を付けないといけません。
*首を温める
先ほども述べましたように、冷やすのか?温めるのか?迷い、痛い時にはじっくりとお風呂やカイロなどで温めれば、良くなるとお考えの方もいます。
確かに、じんわりと温めると気持ちもホッとしますよね。
保温自体は、筋肉を和らげるので予防といった意味合いでは良いです。
しかし、すでに寝違えており、炎症が強い場合は温めてしまうと炎症反応が増幅され、悪化する恐れがあります。
炎症がある場合、熱や腫れが起きている場合は冷やす。
腫れが無くても、身体の深部で炎症を起こしているケースもあるので、寝違えた当日は血液の循環を促すような温める行為は避けましょう。
出来るだけ、湯船にゆっくりと浸からずシャワーのみとし、入浴もその日1日だけでも良いので控えるのが望ましいです。
*首や肩のストレッチ、マッサージ
つい、痛いとマッサージやストレッチをしたくなる気持ちも分かります。しかし、ストレッチで首の筋肉を伸ばすと炎症を助長してしまうことにつながり、マッサージは血行が良くなるので炎症を広げてしまう可能性があります。
ツボを押すことによって痛みが軽減する場合もありますが、ツボを押しての治療は専門家に行ってもらうようにしましょう。また、直ったか確認するために頻繁に首をひねってみたりするのも悪化させかねませんので、できるだけ局部を安静に保つようにしましょう。
寝違えは当院にお任せください!

「たまたま変な姿勢で寝てしまい、寝違えた。」
「寝違えた部分が痛くて、生活しにくい。」
「早くこの痛みを取りたい!」
と、寝違えてしまった時はいろいろと不便なもの。
寝違えの原因が、変な姿勢=寝相が悪いだけとは限りません。
知らない間に疲れやストレスが溜まり身体の緊張が抜けず、負担のかかるような姿勢で寝てしまう方もいれば、どこか身体の不調があり、同じ姿勢で長時間眠る方もいます。
当院では、「何故、寝違えを起こしてしまう不自然な姿勢になってしまうのか」寝違えの本当の原因を見極め、大本である身体の不調を取り除き、寝違えの問題点を解消します!
寝違えの予防法
寝違えないポイントは、不自然な姿勢で寝ない事です。
不自然な姿勢で寝ないために何をしたらいいのか、ここでは寝違えの予防法をご紹介します!
寝違えの予防法①自分の身体に合った寝具選び
お布団やベッドは寝ている間の姿勢に大きく関係します。
お布団やマットレスは自然に寝返りが打ちやすいものが好ましく、あまり身体が沈み込まないタイプが良いです。
枕の高さも重要で、顎が下がり過ぎたり、上がりすぎるのも良くありません。
固さ・高さ・柔らかさ・形は人それぞれですので、自分の身体に合った寝具を選ぶのも大切です。
合わない枕は頸椎に大きな負担がかかり、負担がかかると寝違えを起こしやすいので気を付けましょう。
寝違えの予防法②寝る時の部屋の環境
身体の冷えは人間の身体の動きを固まらせ、動きを悪くするので部屋の温度もチェックしましょう。
冬は部屋の温度が下がり、夏はクーラーで冷え切った状態になります。エアコンや暖房器具など上手に使用し、冷えすぎには注意しましょう。
また、冬場はお布団から肩や首が出た状態で寝ていると冷えてしまうので、掛け布団やタオルケットは肩や首までしっかりとかぶり、冷やさないように気を付けると冷えの対策にもなります。
寝違えの予防法③アルコールや過労もほどほどに
アルコールを飲んで泥酔する、または疲労がピークに達して眠ると、深い眠りになり寝返りの回数が少ないです。寝返りの回数が少ないと不自然な姿勢のまま眠ってしまうことになり、そのまま朝を迎えるので、寝違えを起こしやすいです。
また、寝ている間の姿勢だけでなく、泥酔や過労は筋肉内の血流が悪くなるので、筋肉への負担が増します。
寝違えの原因と対処法 ❘ まとめ
寝違えの原因とその対処法、またやってはいけないことなどについて解説しました。
寝違えたと思ったら、まずは冷却と安静です。
その後は我慢せずに、早めに当院による専門的な施術をおすすめします。
当院は痛む局部をマッサージして一時的に痛みを取るのではなく、しっかりと原因を突き止めて痛みの根本から治療していきます。
当院で痛みの原因を付き止めて治療を行い、寝違えとさよならしましょう!