坐骨神経痛の時に湿布を貼るのはNG?原因や正しい対処法を紹介
2023年03月20日
坐骨(ざこつ)神経痛でお悩みの方は、自宅でのケアとして湿布とカイロのどちらを使った方が良いのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
冷やすのも温めるのも効果がありそうに思えてしまうため、対処に迷う方が多いはずです。
しかし、間違った対処法を用いると、痛みが悪化する恐れがあるため注意が必要です。
今回は、坐骨神経痛のときに湿布を貼るのはNGなのかについて解説します。
この記事を読めば、坐骨神経痛の際の正しい対処法を知ることができます。
原因についても解説するので、坐骨神経痛に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
Contents
坐骨神経痛に湿布はNG?
結論、坐骨神経痛のときに湿布を貼るのはNGではありません。
むしろ、急に腰が痛くなる「急性腰痛」に対しては、湿布で冷やすという対処は非常に適切です。
急性腰痛のときに温めてしまうと痛みが増してしまうため、湿布を使って冷やしましょう。
しかし、慢性的に坐骨神経痛や腰痛がある場合は「温める」対処のほうが適切といえます。
坐骨神経痛は、腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)など、元から腰痛を持っている方に起こりやすいです。そのため、基本的には「温める」対処法を取った方がよいでしょう。
▷腰痛を軽減する方法とは?原因や効果が期待できるストレッチをご紹介!坐骨神経痛の原因となる疾患とは?
坐骨神経痛の原因となる疾患は主に以下の6つです。
- 腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
- 脊椎分離症(せきついぶんりしょう)
- 細菌感染
- 腰部神経部分の腫瘍
坐骨神経痛を正しく対処するためには、原因をしっかりと把握しておくことが大切です。
特に腰椎椎間板ヘルニアは、若い男性に多く見られる疾患です。日常的な姿勢不良や自律神経の乱れが痛みにつながる場合もあるため、日頃から正しい姿勢を心がけましょう。
坐骨神経痛は、同じような症状の場合でも、原因となっている疾患が異なる場合が多いです。坐骨神経痛だけでなく、両足にしびれや脱力感を感じる場合は速やかな対処が必要です。
大きな病気が隠れている場合があるため、できるだけ早く病院を受診してください。
坐骨神経痛の正しい対処法
坐骨神経痛の正しい対処法は以下の4つです。
- 腰やお尻などにカイロを貼る
- 温かい湯船にゆっくり浸かる
- レッグウォーマーで保温する
- 正しい座り方を心がける
坐骨神経痛を改善するためには、正しい対処法を知っておくことが大切です。
間違った対処法を用いると、症状が悪化する恐れがあるため注意が必要です。坐骨神経痛に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
坐骨神経痛の正しい対処法:①腰やお尻などにカイロを貼る
慢性的な腰痛がある場合は、腰やお尻などにカイロを貼りましょう。
カイロで温めると坐骨神経痛を軽減できる場合があります。貼りすぎると低温やけどにつながる場合があるため、貼るのは1〜2枚に抑えるのがポイントです。
坐骨神経痛は、痛みが出た場所と原因となっている場所が異なる場合があります。ふくらはぎに痛みが出ていても、原因はお尻にあるというケースもあるため、貼る場所に注意が必要です。
なお、貼って痛みが増した場合は使用を控えましょう。
坐骨神経痛の正しい対処法:②温かい湯船にゆっくり浸かる
坐骨神経痛の改善には、温かい湯船にゆっくり浸かる方法が有効です。
41度くらいのお湯に15分程度浸かると、全身の筋肉の緊張をほぐすことができます。肩まで浸からずとも、お腹の少し上くらいまで浸かることで身体が温まります。
身体が冷えると神経痛が出やすくなるため、身体を冷やさないようにしっかりと浸かりましょう。
なお、あまりにも温度が高いと身体に負担がかかってしまいます。身体をリラックスさせるためにも、41度くらいを目安に設定しましょう。
坐骨神経痛の正しい対処法:③レッグウォーマーで保温する
坐骨神経痛の改善には、レッグウォーマーで保温する方法も有効です。
ふくらはぎは「第二の心臓」と言われるくらい、毛細血管が多い場所です。ふくらはぎが冷えると、お尻や腰が冷えて坐骨神経痛が悪化してしまうため、レッグウォーマーを使って冷やさないようにしましょう。
日常生活の中で1番冷えやすいと言われているのは、寝ているときです。寝ている間にふくらはぎが冷えると、起床時や明け方に痛みが出やすくなります。
レッグウォーマーを使えば冷えを予防できるので、活用するのがおすすめです。
坐骨神経痛の正しい対処法:④正しい座り方を心がける
坐骨神経痛の場合、正しい座り方を心がけることも大切です。
腰に負担をかけないためにも、背もたれに軽く背中が付くくらい深く腰かけましょう。天井から糸で吊るされているのをイメージするのがおすすめです。
腰に負担をかけないためにも、背筋をまっすぐに伸ばして座りましょう。座ったときにお尻が痛い場合は、体圧を分散してくれるジェルクッションを使うのもおすすめです。
猫背や反り腰にならないように意識して座ることを心がけ、坐骨神経痛を改善しましょう。
坐骨神経痛の方におすすめのクッションは以下の通りです。
- 骨盤サポート機能付きクッション
- ジェル素材やウレタン素材のクッション
- 低反発のクッション
正しい座り方をサポートするためには、自分に合ったクッションを選ぶことも重要です。柔らかすぎるクッションだと身体が安定しないため、適度に硬さがあるものを選ぶのがおすすめです。
▷姿勢を良くする方法は色々ある!整体師が教える普段から試したいケア坐骨神経痛の改善には整体もおすすめ
坐骨神経痛の改善には、整体院で受けることができる姿勢矯正や骨盤矯正もおすすめです。
整体の姿勢矯正や骨盤矯正を利用すると、坐骨神経痛の原因の1つである骨盤の歪み改善につながります。
NAORU整体では、AI検査を活用した姿勢検査でお客様の体を数値化し、不調や痛みの根本原因を特定した上で、痛みのない優しい施術を行っていきます。
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坐骨神経痛に関するよくある質問
ここからは、坐骨神経痛によくある質問を紹介します。
やってしまいがちなことも、実は間違った対処法の場合があります。
間違った対処法は、坐骨神経痛を悪化させる恐れがあります。坐骨神経痛の際に注意すべきことも合わせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
坐骨神経痛に関するよくある質問:①坐骨神経痛のときに重いものを持っても大丈夫?
坐骨神経痛があるときに重いものを持つのは禁物です。
重いものを持つと、腰やお尻に大きな負担がかかるため、坐骨神経痛が悪化する恐れがあります。坐骨神経痛がある場合は、できるだけ重いものをもたないように心がけましょう。
坐骨神経痛に関するよくある質問:②激しい運動をしても良いの?
坐骨神経痛がある場合、激しい運動は避けましょう。
適度であればよいですが、激しい運動は坐骨神経痛を悪化させる恐れがあります。運動をするのであれば、ウォーキングや自重トレーニングなど、痛みが出ない範囲で無理せず取り組みましょう。
坐骨神経痛に関するよくある質問:③何科を受診したら良い?
坐骨神経痛は、整形外科やペインクリニックを受診するのが一般的です。
重症度によって受けるべき検査が異なるため、自己判断で済ますのは危険です。腰の痛みと合わせて足のしびれがある場合は、速やかに受診しましょう。
足のしびれが強い場合は、神経外科を受診するのもおすすめです。
坐骨神経痛に関するよくある質問:④マッサージやストレッチをしても良い?
マッサージやストレッチをしても問題はありません。
ただし、強いマッサージをすると痛みが増す場合があります。また、坐骨神経痛の原因によって最適なストレッチは異なります。
腰部脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアでは、合うストレッチが異なるため注意が必要です。
坐骨神経痛の時に湿布を貼るのはNG?原因や正しい対処法を紹介 まとめ
今回は、坐骨神経痛のときに湿布を貼るのはNGなのかについて解説しました。
坐骨神経痛は慢性的な痛みの場合が多いため、湿布ではなくカイロを使って温めたほうがよいです。それぞれの原因に合った対処法を把握し、改善を目指していきましょう。
NAORU整体では、少人数のスタッフしかいない落ち着いた空間で施術を行っています。
AI検査を行い、その結果をもとに説明を行っているため、「自分の身体の状態を知れてよかった」という声も多くいただいています。坐骨神経痛に悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。