腰椎間板ヘルニアが治るまでの期間は?回復までの期間や注意点を解説
2023年03月23日

痛みやしびれ、歩行の問題などが辛くなる椎間板(ついかんばん)ヘルニア。
椎間板ヘルニアには様々な種類がありますが、中でも腰椎椎間板ヘルニアに悩んでいる方が多いです。
苦しい症状が続く中で、「いつになったら楽になれるの?」「回復するまでにはどれくらいかかるの?」などと思うこともあるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、腰椎椎間板ヘルニアの一般的な回復期間と方法による治療期間について解説します。
腰椎椎間板ヘルニアの回復が遅くなってしまう注意点についてもご紹介しているので、お悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
Contents
腰椎椎間板ヘルニアとは?
まず、腰椎椎間板ヘルニアがどのような症状なのかをご紹介していきます。
ヘルニアとは、首から腰まである骨『脊椎』にある椎間板組織が飛び出してしまうことを指します。
ヘルニアの診断は椎間板組織が飛び出す位置によって決まることから、腰椎椎間板ヘルニアになっている場合、腰の骨の椎間板組織に問題があると言えます。
腰椎椎間板組織の症状の特徴は、下半身の痛みとしびれです。
動かしていても安静にしていても電撃が走るような痛みやしびれがあり、時に休まなければ歩けないほどの苦痛を伴います。
なお、腰椎椎間板ヘルニアの症状が自然に改善されることは難しく、専門的な医療機関をはじめ、整骨院、接骨院、整体院などのサポートが必要です。
ヘルニアの状態に合わせ、保存療法または手術が選択されます。
▷ヘルニアには様々な種類がある!それぞれの原因と症状、治療法を解説腰椎椎間板ヘルニアから回復するまでの期間

腰椎椎間板ヘルニアから回復するまでの期間は、一般的に2~3か月で、その後に全体的な症状改善に向かうと考えられています。
症状の発症から経過、実際の回復までにいくつかの段階があらわれ、それぞれ特徴が異なるためです。
腰椎椎間板ヘルニアの回復過程は、急性期、回復前期、回復後期、治癒期、超回復期の5段階に分類されます。
急性期
腰椎椎間板ヘルニアを発症した時期を、急性期と呼びます。
急性期、腰椎椎間板ヘルニアの症状が強く出ます。ぎっくり腰のように腰に強い痛みがあらわれ、お尻をはじめとする下半身にしびれのような痛みが出ることもあります。
前屈ができなくなる、咳やくしゃみをしただけでも痛みを感じるなど、日常生活に支障をきたすほどの症状も目立つようになります。
回復前期
急性期は、ほとんどのケースにおいていつまでも続くことはありません。
急性期を過ぎると回復前期に入り、激しい痛みやしびれが比較的に穏やかな状態になっていきます。しかし、回復前期は完治とは異なるため、注意が必要です。
前屈ができるようになる、急性期に辛く感じていた日常生活での動作が楽になるなどの変化を実感できますが、まだ油断は禁物です。
座る姿勢や立つ姿勢に辛さを覚えたり、午後から夕方に日中の疲労と痛みを感じたりなど、回復前期でも不快症状は残ります。
身体をねじるなど、動きによっては腰痛やしびれが出るリスクも高いです。
回復後期
回復期になると症状は大部分で改善され、日常生活での動作で問題が出ることはなくなってきます。
しかし、起床時や過度な運動や労働による痛み、同じ姿勢を続けたことによる痛みはまだ避けられません。
また、痛みは感じなくなってもしびれが残るケースもあります。
治癒期
治癒期に入ると、痛みやしびれなどの症状はほとんどなくなります。
ここまでにかかる期間は急性発症の場合や初めての場合は1か月以内、それ以外の場合は3~4か月ほどかかることが多いです。
超回復期
腰椎椎間板ヘルニアを発症してから日常生活への本格的な復帰に入るまでの、最後の期間です。
この時期に入ると、一般的な生活を送る方でも身体への負荷が多いスポーツ選手の方でも、問題なく以前の生活に戻れるようになります。
しかし、再発や急に悪化することも0ではないので、最後までかかりつけ医に診てもらうことは忘れずに行いましょう。
回復が遅くなることも!腰椎椎間板ヘルニアの注意点

ここまで、一般的な腰椎椎間板ヘルニアから回復するまでの期間についてお話ししました。
腰椎椎間板ヘルニアからの回復にはある程度の期間が求められるとは言え、可能な限りスムーズに生活復帰を目指したいものですよね。
しかし、それまでの期間で無理をすると回復までの時間が長引いてしまうこともあります。
特に以下の4つの注意点には気をつけてください。
椎椎間板ヘルニアの注意点|①安静に過ごしすぎる
痛みやしびれが気になる腰椎椎間板ヘルニアから回復するには、激しいスポーツや無理は禁物です。
それでも身体を休めすぎると、筋肉が弱くなり、かえって腰への負担が増すこともあります。
痛みが出始めてから数日間は安静に過ごし、数日間を過ぎたら徐々に身体を動かし始めましょう。数日間を過ぎても痛みやしびれが良くならない場合には医療機関で検査を受け、腰椎椎間板ヘルニア以外の原因が隠れていないかを確認してみてください。
▷簡単にできる!椎間板ヘルニアに効果的なストレッチをご紹介!椎椎間板ヘルニアの注意点|②背中を丸める
腰椎椎間板ヘルニアの症状は、背中を丸めたときに頻繁に現れます。
ただでさえ背骨がダメージを受けているときに背中を丸めるのは、症状を悪化させる原因にほかなりません。
背中を丸めた状態で重い荷物を持ち上げる動きも、症状悪化や回復の停滞に繋がってしまうため、極力避けましょう。どうしても重い荷物を持ち上げなければならないときは、脚を曲げて腰を少し反らせると楽になります。
椎椎間板ヘルニアの注意点|③喫煙
最近の研究では、喫煙の習慣は椎間板に悪影響を与えるだけではなく、腰椎椎間板ヘルニアの再発率を上げることもわかっています。
急に禁煙するのは難しいと思いますが、段階的にでも禁煙を始めてみましょう。
椎椎間板ヘルニアの注意点|④自己判断によるセルフケア

最近では、インターネットでの情報収集がとても簡単になり、誰もが欲しい情報にすぐにアクセスできる時代になりました。
健康に関するケア方法やストレッチなども次々に発信され、腰椎椎間板ヘルニアのセルフケアを探す方も多いかと思われます。
辛い症状を少しでも良くしようと努力するのはとても良いことですが、自己判断で選んだセルフケアが合っていないこともあります。
合わないセルフケアによって症状が悪化し、結果的に回復に余計な時間がかかるリスクも避けられず、本末転倒になることも少なくありません。
だからこそ、腰椎椎間板ヘルニアになった場合には、専門家のサポートを得たうえでの回復を目指しましょう。
腰椎椎間板ヘルニアのケアには、整体の利用もおすすめです。
腰椎椎間板ヘルニアは姿勢の悪さや身体の歪みなどが原因となっていることも多く、そのような場合には整体院で症状を解消できる可能性があります。
NAORU整体院では、独自のAI検査を用いてお客様の体を数値化し、どこが痛みの根本原因になっているのかをしっかり特定します。その上で1人ひとりに合った適切な施術を行っていくため、腰椎椎間板ヘルニアの原因にも効果的なアプローチが可能です。
初めて施術を受ける方や痛みが苦手な方にもお気軽に利用していただけるよう、痛みのない優しい施術を徹底していますので、安心して通うことができます。
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腰椎間板ヘルニアが治るまでの期間は?回復までの期間や注意点を解説|まとめ
腰椎椎間板ヘルニアを発症してから回復するまでには、ある程度の期間がかかります。
すぐに日常生活に戻れずにもどかしい思いをするかもしれませんが、焦らず地道に回復に向けて頑張っていきましょう。
不安なことや辛い症状にお悩みの方は、ぜひNAORU整体院グループにご相談ください!