首をボキボキ鳴らすのはダメ?リスクと予防のための対処法を解説
2023年09月4日
首をボキボキ鳴らすとスッキリしたように感じられて、ついやってしまう方は多いのではないでしょうか?
この動きは良いように思われますが、身体に悪影響を与えることがあり、結論から言えば避けたほうが良いものでもあります。
今回の記事では、首をボキボキ鳴らしたくなる理由とリスク、鳴らさないための対処法について解説します。
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Contents
首をボキボキ鳴らしたくなる理由とは?
ボキボキのみならず、首を「ポキポキ」「バキバキ」「パキッ」などと音を鳴らして動かすことはよくあるものです。
「身体には悪い」とはわかっていてもやめられないこともあるでしょう。
首を鳴らしたくなる理由には、
- 一時的に首が楽に感じられる
- 首の痛みが一時的に軽くなる
- 首を動かしやすくなる
- 気持ちがスッキリして、気分転換になる
などのメリットがあります。一時的な気持ち良さや痛みの緩和を考えるなら、それらのメリットは良いと言えるでしょう。
しかし、これらのメリットの裏側には、
- 首や肩の周辺の筋肉が凝っている
- 首の可動域が狭くなっている
- 首周りに違和感を覚えている
- 姿勢が悪い
などの身体に良いとは言えない理由が隠れています。
首をボキボキ鳴らすのが危険な理由
「指や拳をボキボキ鳴らすのはそんなに問題がないから、同じことを首にしても大丈夫じゃないの?」と思われる方も多いかもしれません。
しかし、知らずに首を鳴らし続けていると以下のようなリスクが高くなることもありますので、気をつけましょう。
リスク|①鳴らすのが癖になる
首をボキボキ鳴らすのは気持ちだけで考えるならスッキリするものですが、鳴らし続けていくうちに癖になってしまうこともあります。
この状態になるとさらに強い刺激を求めるようにもなり、無理やりにでも首を動かそうとするようにまでなってしまいます。
首をボキボキ鳴らす整体技術は確かに存在しますが、安全に行うには相当の技術と注意が必要であり、また近年では危険性が高いとして厚生労働省から禁止を通達されるまでになりました。
だからこそ、専門知識を持たない一般の方がむやみに首をボキボキ鳴らし続けるのはとても危険なのです。
リスク|②身体の痛みや不調が増える
首は指や拳とは違い、身体にとって重要な神経が多数通っています。
そのため、首をボキボキ鳴らして負担をかけ続けると、首の痛みや頭痛、手のしびれ、めまいなどが引き起こされてしまいます。
さらに恐ろしいことは、首をボキボキ鳴らし続けて症状が悪化することです。例えば首の痛みを感じるとついボキボキ鳴らしてしまいますが、これによって首の筋肉や関節がさらにこわばります。頭痛や偏頭痛、手のしびれなどの症状が増え、日常生活に支障がきたされることもあります。
まためまいがひどくなると、ふらつきや失神などの症状もあらわれますので、首を鳴らすことが原因となっているのなら早めの対応が不可欠です。
リスク|③命の危険に繋がる
首を鳴らすことによるリスクは、首こりや頭痛、めまいなどの不調だけではなく、脳卒中や脳梗塞など、深刻な病気に繋がることもあります。
首の骨には血管『椎骨動脈』が走っており、鳴らすことによって刺激を受けるという性質を持ち、ひどい時には傷がついて血栓ができることさえあります。この状態が続くと、脳の血管がつまりやすくなり、結果として脳卒中や脳梗塞などになるケースも珍しくありません。
このような病気になると命を失うリスクが高まり、仮に死を逃れられても身体の不自由さが残り、残りの人生に悪影響が及ぼされることもあります。
首をボキボキと鳴らす動きは重さにして1トン近くの衝撃を与えるものであり、椎骨動脈は傷つきやすい場所です。
将来的なリスクを避けるためにも、首を鳴らす癖には今からでも対応を考えましょう。
首をボキボキ鳴らさないための対処法
首をボキボキ鳴らすのには様々なリスクが生じることをご理解いただけたでしょうか?
ここからは、首をボキボキ鳴らすのを可能な限り避けるための対処法をご紹介します。
対処法|①普段からの過ごし方に気をつける
首をボキボキ鳴らしたくなる理由には、首こりや首の動かしづらさ、痛みなどが考えられます。
つまり、このような理由を解消することで、首を鳴らさなくても良い状態になるのです。だからこそ、普段からの身体の使い方を見直し、首への負担を減らしましょう。
例えば長時間にわたるスマートフォンやパソコンの操作、悪い姿勢は、私たちが想像する以上に首に多大な負担をかけるものです。
心当たりがある方は、何となくのパソコンやスマートフォンの操作を控え、首に疲れを感じたらケアするなどしてみましょう。
▷首の辛さをなんとかしたい!整体師が教える首凝りの原因と対策
対処法|②首をケアする
普段の生活で疲れた首をケアすることも、大いに役立ちます。現代社会に生きる以上はどんなに気をつけても首への負担は避けられないので、日ごろから首の疲れを解消しましょう。
おすすめの方法は、首を温めることです。温湿布やネックウォーマーなどで首を温めると、筋肉の緊張や血行不良が解消され、首をボキボキ鳴らさなくても痛みや凝り、動かしづらさに悩まなくなります。
また、ストレッチも非常に効果的なケアです。
- 左手を側頭部に添える
- 右手で頭を倒してから、左側の首筋を伸ばす
- 鼻から息を吸いながら、落ち着いてゆっくりと首筋を戻す
- 1~3の動きを反対側でも行う
首が疲れたら、上記のストレッチを試してみましょう。毎日の日課にしたり疲れた時にストレッチをしたりすると、首への負担を軽減することができます。
▷首のストレッチを始めよう!メリットと方法、注意点を解説します
対処法|③整体を受ける
首を鳴らさないようにするには個人的な努力も求められますが、時に難しいこともあります。そんな時には整体の力に頼ってみましょう。
整体では、セルフケアでは手が届かない原因にアプローチでき、症状を根本的に改善できます。また、普段の身体の使い方や癖を専門家の視点から始動してもらえるので、再発防止も期待できますよ。
NAORU整体院グループでは、AIを用いた検査とパーソナル整体を組み合わせたトータルサポートを行っています。「施術を受けてから首が楽になり、ボキボキ鳴らす回数がかなり減った」「首を鳴らす原因がわかり、予防できるようになった」と、お客様から喜びの声もいただいています。
気をつけても首を鳴らす癖が根付いてしまっている方は、ぜひNAORU整体院グループにご相談くださいね!
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首をボキボキ鳴らすのはダメ?リスクと予防のための対処法まとめ
首こりや動かしづらさ、痛みを感じると確かにボキボキ鳴らしたくなりますよね。気持ちは十分に理解できますが、そのような状態が癖になると、さらなる首の不調やほかの痛み、ひどい場合には命の危険が出るほどにまでなってしまいます。
だからこそ、「なぜ首をボキボキ鳴らしたくなるのか?」と原因を考え、必要な対応を考えていきましょう。
対処法でご説明した通り、姿勢の見直しやセルフケアなどのご自分での努力もとても大切ですが、限界を感じたら整体を利用してみましょう。
NAORU整体院グループでは検査から施術、再発防止までサポートしますので、首をボキボキ鳴らす癖で困っている方はぜひお近くのNAORU整体院にご来院ください。