変形性股関節症の原因と種類、対処法は?

2022年01月21日

NAORU整体 飯田橋院

H25〜R3:有限会社トータルケアまえいけに入社。大阪心斎橋の院にて勤務し、オフィスワーカーを中心とした方の肩こり・腰痛の症状に対しての治療や姿勢改善に対しての施術をする。
院長としてスタッフ育成・院のマネジメントに携わる。
R3:株式会社NAORUテクノロジーに参画

股関節のこと、どのくらい知っていますか。
足首や手首の関節はどこか簡単に答えられても、股関節と聞くとちょっと自信がない人も多いのではないでしょうか。

やや意識しにくい股関節ですが、実は体の中で一番大きな関節です。
立つ・歩く・しゃがむといった日常生活の何気ない動作に欠かせません。
一方、その構造から大きな負担がかかっており、歳を重ねると痛みを生じやすい箇所でもあります。

特に40~50代の女性の多くが股関節の痛みに悩んでおり、その大半は「変形性股関節症」です。

そこで今回のコラムのテーマは、知っているようで知らない股関節!
代表的な痛みの原因である変形性股関節症についても解説します。

そもそも股関節ってどこ?

「股」という文字が入っているので、なんとなく股のあたりにあると思っていませんか?実際は両脚の付け根にあり、股より少し上の位置にある関節です。

どちらかというとお尻に近い位置といえます。
骨盤と太ももの骨(大腿骨)をつなげており、体の内側にあるため外から触ることはできません。

股関節の仕組み

続いては股関節がスムーズに動く仕組みを知っておきましょう!
実は、股関節の痛みにはその構造が大きく関係しているのです。

股関節は、大腿骨の上にある大腿骨頭という丸い部分が、骨盤側の寛骨臼(かんこつきゅう)と呼ばれるくぼみにはまるような形で連結されています。
大腿骨頭が球状であることで、可動域が広がり、歩いたりしゃがんだりといった動きができる仕組みです。

大腿骨頭と寛骨臼は直接くっついているわけではありません。
間に弾力性のある組織・軟骨があり、体重がかかったときの衝撃をやわらげ、骨同士がスムーズに動くようにしてくれています。

股関節が痛む原因

では、どうして股関節が痛くなってしまうのでしょうか?

最も多い原因は、大腿骨頭と寛骨臼の間の軟骨がすり減ってしまうことです。
その結果、骨同士がぶつかり合うようになり、痛みが生じます。
悪化すると骨自体が変形してしまうことに…。

これが「変形性股関節症」です。

股関節の痛みでお悩みの方のほとんどが、変形性股関節症であると言われています。
他には大腿骨頭の細胞が死んでしまう大腿骨頭壊死症や、免疫異常が原因で起こる関節リウマチなどもあります。

変形性股関節症の痛みが起きる箇所

ここからは変形性股関節症について詳しくみていきましょう。
まずは痛みが起きる箇所についてご説明します。

先ほどお話したように、股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ関節です。
そのため股関節そのものだけでなく、周辺の部分が痛むケースもあります。

【股関節が痛みが起きる箇所】
・足の付け根
・お尻
・太もも
・膝

足の付け根はともかく、お尻や太ももが痛いと股関節が原因だと気づきにくいですよね。
逆に言うと、お尻や太ももに違和感を感じたときは、変形性股関節症の可能性も視野に入れておけば、原因がわからず慌てるリスクを減らすことができますよ。

変形性股関節症の進行段階

残念ながら、すり減ってしまった軟骨が元に戻ることはほぼありません。つまり、変形性股関節症が自然に回復することはないのです。
大切なのは、早めに対処して進行を防ぐこと。進行段階によって痛みの具合が変わりますので悪化する前に、病院で診断を受けましょう。

初期

軟骨が少しずつすり減って、関節の隙間が狭くなってきます。
この段階では個人差があるものの、あまり痛みを自覚しません。立ち上がったときや歩き始めのときに少し違和感がある程度です。お尻や太もも、膝にこわばりを感じるのもこの段階です。

進行期

広範囲にわたって軟骨がすり減ると、痛みが慢性化してきます。
安静にしていても痛んだり、歩きづらくなったり…。足の爪切りやあぐらをかくといった動作も難しくなります。

末期

末期になると軟骨がほぼなくなり、骨同士が直接触れてしまうことに。
そうなると強い痛みが発生します。筋力が低下し、左右の足の長さが変わってしまうこともあります。

変形性股関節所の種類

変形性股関節は2種類に分類できます。

一次性変形股関節症

元々の関節自体に問題はなく、加齢や体重の増加、スポーツや肉体労働による過剰な負荷などが原因で起きる変形性股関節症です。
欧米人に多く、日本人は少ないと言われています。

二次性変形性股関節症

日本人に多いのが、二次性のものです。病気やケガなど、原因がはっきりしている場合はこちらに分類されます。
特に臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)が原因となっているケースが多く、主に中高年の女性にみられます。

※臼蓋形成不全…臼蓋とは、骨盤側にある寛骨臼のくぼみの部分のこと。正常な股関節では臼蓋が大腿骨頭の80~90%を包み込んでいますが、何らかの要因によって臼蓋が小さいとを臼蓋形成不全といいます。
臼蓋と大腿骨頭の接触面が小さい分、集中的に負荷がかかり、軟骨がすり減ってしまうのです。

変形性股関節症の対処法は?

変形性股関節症の対処法としては、以下の3つが挙げられます。

生活スタイルの見直し

変形性股関節症は、股関節に負担がかかることによって進行していきます。
まずは、股関節に優しい生活スタイルを目指しましょう。

具体的には、

・椅子を使う(正座やあぐら、床に座り込むことは避ける)
・痛みがあるときは長時間歩かず、10~15分に一度休憩する
・体重を増やさない
・ゴルフやランニングなどの股関節に負担がかかるスポーツはできるだけしない

といった点に気をつけると良いでしょう。

運動

早期の場合は、適切なストレッチや運動によって関節の可動域を広げることで、進行を食い止めることができます。

水中ウォーキングは股関節に負担がかかりにくい上、体重減少も期待できるのでおすすめです。ただし、痛みが出ているときに無理して負担をかけてはいけません。

整体で周囲の筋肉をほぐして、こわばっている筋肉を正しく使えるようにするのもおすすめです。
また、前傾姿勢も股関節に負担をかけますので、正しい姿勢に矯正すると、負担軽減につながりますよ。

薬、手術

変形性股関節症が進行し痛みがひどい場合には、薬物や手術を検討する必要があります。医師と相談しながら、最適な方法を選択しましょう。

まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は体を支えるとても大切な関節の1つ、股関節について解説しました。変形性股関節症はどんどん進行していくものですので、できる限り早く対処できるように、早期発見に努めましょう。
初期段階であれば、整体で筋肉をほぐしたり、姿勢矯正で股関節への負担を減らして進行を遅らせるのもおすすめです。早めにご相談くださいね。

NAORU整体 飯田橋院

H25〜R3:有限会社トータルケアまえいけに入社。大阪心斎橋の院にて勤務し、オフィスワーカーを中心とした方の肩こり・腰痛の症状に対しての治療や姿勢改善に対しての施術をする。
院長としてスタッフ育成・院のマネジメントに携わる。
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