テニス肘にマッサージは逆効果!?適切なケアやマッサージ方法を紹介
2023年06月21日
重い物を持つ時や、ペットボトルの蓋を開ける時、肘に痛みを感じることはありませんか?
そんな時は、『テニス肘』になっている可能性が高いです。
テニス肘になると、少しでも痛みを和らげようとしてマッサージを考える方が多いかと思われますが、「逆効果になるかもしれない」と悩むこともありますよね。
今回の記事では、テニス肘の症状とマッサージの効果の有無、適切なケア法を解説します。
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Contents
テニス肘とは?
テニス肘とは、正式には『上腕骨外側上顆炎』と呼ばれる症状です。
テニス肘になると、重い物を持つ、ペットボトルのふたを開けるなどの力を入れる動きに対し、痛みや辛さを感じます。また、スポーツをする時だけでなく日常生活の動作にも支障があらわれ、精神的なストレスを抱えることもあります。
テニス肘はその名前のイメージから、テニスをする方に多い症状と思われていますが、テニスをしていなくても症状が出る方も少なくありません。
普段から重い物を持つ方、ゴルフや釣りなどをする方、さらには主婦の方でもテニス肘になるリスクは高いです。
テニス肘の原因
テニス肘の原因は、繰り返しの動作による患部への負担です。
テニスをする方なら繰り返しラケットを振る動作、ゴルフをする方ならスイングの動作が、直接肘に負担を掛けます。重い物を持つ仕事や毎日の家事も、段々と肘に大きな負担をかけ、テニス肘の原因となってしまいます。
また、加齢がテニス肘の原因となるケースも珍しくなく、年齢を重ねると、テニス肘と関係する骨の出っ張り『外側上顆』に異常な血管ができます。血管に合わせて神経線維も増え、これによって痛みを感じることになります。
そのような背景から、一般的に45歳以上の方はテニス肘になるリスクが非常に高いです。また四十肩・五十肩になるケースも多いため、特に40代に差し掛かったら注意が必要です。
テニス肘にマッサージは逆効果?
スポーツ中だけでなく日常生活の動作さえ辛くなる、テニス肘ですが、マッサージをしようと考えていても、「かえって症状が悪くなるかもしれない」「独断でのセルフケアは大丈夫なの?」など、不安に感じることが多くなりますよね。
結論からお話しすると、適切な方法を知っていれば、テニス肘にマッサージはとても有効です。
元々テニス肘は、筋肉や患部を繰り返し動かすことによる炎症です。
通常、炎症が起きると血行が良くなるマッサージは避け、まずは患部を冷やすことがすすめられます。
このような流れから「テニス肘も炎症だから、マッサージはしないほうが良いんじゃないの?」と思われがちですが、適切な方法であるならマッサージをしても問題ありません。
それでも炎症であることには変わりがないため、アイシングと一緒にマッサージをしましょう。
テニス肘に良いマッサージ|①肘のマッサージ
ここでのマッサージの目的は、肘の筋肉を柔らかくすることです。マッサージによって患部周辺の筋肉が柔らかくなると、筋肉にかかっている負担が軽減され、痛みも和らぎます。
テニス肘は筋肉が硬くなって起こるケースも多いことから、ぜひともマッサージは試していただきたいです。
テニス肘の痛みを軽くするには、まず肘を直接マッサージします。
- 肘を軽く曲げ、外側で筋肉が小さく盛り上がる様子を確認する
- 人差し指と中指、薬指を筋肉にあて、指の腹で優しくつまむようにマッサージする
以上の手順を守ってマッサージしましょう。この時、筋肉を指で軽く引くように触れることを意識してください。強い力をかけずに優しい刺激を心がけることも、とても大切なポイントです。
テニス肘に良いマッサージ|②手の甲のマッサージ
患部へのマッサージに加えて、手の甲のマッサージもおすすめです。
手の甲は肘と直接関係がないように思われますが、手指の筋肉は肘を動かす筋肉と繋がりがあることから、2つの部位には深い関係性があります。
手の甲をマッサージするときには、中指の延長線にある場所に注目します。中指の付け根から数センチの距離がある、手の甲の中心をマッサージしましょう。
- 痛みを感じていない側の親指を掌にあてる
- 親指をそのままにし、人差し指と中指を手の甲にあて、もみ込んでいく
以上の流れで、30秒から1分ほど続けましょう。
マッサージをされている側の手を揺らすと、マッサージの効果がさらに出やすくなります。
マッサージを逆効果にしないために!注意するポイント
テニス肘の痛みを少しでも和らげ、スムーズな症状改善に繋げていくには、アイシングとマッサージを上手に活かす必要があります。
しかし、コツや注意点を知らないままにマッサージをすると、せっかくのケアを逆効果にしてしまうことも事実。特に以下のポイントには気をつけましょう。
ポイント|①強く押しすぎない
肩や腰を痛めてマッサージ店に行き、強めに押してもらったところ、後になってさらに痛みを感じたことはないでしょうか。強すぎるマッサージはかえって患部や組織を傷つけ、症状の改善を遅らせてしまうことがあります。
テニス肘のマッサージでも同じように、強く押しすぎないように気をつけましょう。
ポイントは、気持ち良いと感じる程度にとどめることです。セルフケアは簡単にできる反面、力加減に左右されることが多いため、適度な刺激を守りましょう。
ポイント|②必要以上に長い時間をかけない
「早く症状を改善させたい」「今の痛みを少しでも楽にしたい」と、セルフケアに必要以上の時間をかける方が少なくありませんが、長すぎるマッサージは逆効果を招くだけです。
長い時間をかけたマッサージは心地よく感じられるものの、後になってだるさや痛みを感じることもあります。それと同じように、ただでさえ炎症が起きているテニス肘に対しての長すぎるマッサージはおすすめできません。
推奨されている時間を守り、手短にマッサージを終わらせましょう。
ポイント|③専門家に確認してもらう
テニス肘に対して適切なケアをするには、現在の状態を知ることが近道です。
テニス肘かどうかを確認するには、医療機関の受診をおすすめします。医師に状態を把握してもらい、必要であれば痛み止めも処方してもらいましょう。
薬の頼り過ぎは良くありませんが、どうしても辛いときには使った方がストレスが軽減されます。
症状が改善するまでの過ごし方や日常生活の注意点についても指示をされますので、しっかりと守りましょう。
テニス肘にマッサージは逆効果!?適切なケアをするためのポイント
ついマッサージをしたくなるテニス肘ですが、適切なケア法とポイントを押さえていれば症状緩和が十分に期待できますので、ぜひ今回ご紹介したマッサージを試してくださいね。
なお、症状の改善を早めたい場合には、整体も役立ちます。
NAORU整体院グループでは、独自のAI検査を用いてお客様の身体の状態を数値化し、その結果をもとにお客様1人ひとりの症状や身体に合わせたオーダーメイド施術を行っています。
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