正座をすると足首が痛い!原因とリスク・対処法を解説します

2023年08月7日

新宿院 中山莉奈

NAORU整体 新宿院

【資格】
鍼師(国家資格)、灸師(国家資格)
中部、関東エリアで鍼灸マッサージ、矯正、機械治療、往診、美容施術を行う接骨院、整体院を経験。

「正座を続けていると足首が痛くなる」という経験をしたことがある方は、多いのではないでしょうか。

痛みの程度には個人差はあるかと思われますが、正座を続けていると足首が痛くなる時には注意が必要です。

今回の記事では、正座をすると足首が痛くなる原因とリスク・対処法について解説します。

正座をすると足首が痛くなる原因

正座をすると足首が痛くなる理由には、正座による負担だけでなく、時に医療機関や専門家による対応が必要なケースがあります。

それぞれの原因をご説明しますので、心当たりがないかを確かめてみましょう。

原因|①足首の関節が硬い

ふくらはぎと足先

足首の関節の硬さによって負担がかかり、正座中に足首の痛みを感じるケースは多いです。

その原因は、普段からの運動不足や足首を動かす習慣がないせいで、関節や周辺組織の柔軟性が失われることです。

関節や周辺組織は動かさなければ硬くなる一方で、解決しない限りは足首への負担が大きくなってしまいます。

怪我や病気などの原因がないのに正座で足首が痛くなる時は、運動不足や関節が硬くなっていないかを把握してみましょう。

原因|②骨と周辺組織の変形

ハイヒールのような足に負担がかかる靴を履き続けることで、骨や周辺組織にダメージがもたらされているケースも少なくありません。

例えばハイヒールは足のバランスを崩し、骨や関節を構成する靭帯にストレスを与えることが分かっています。

そのほかにも、加齢によるホルモンバランスの変化で骨が弱くなり、足首の痛みを感じることもあります。

原因|③怪我の後遺症

捻挫で足首に損傷が起こり痛みが出るケースも多く、これは直近の怪我だけでなく当時から時間が経っているケースでも同じです。

一度でも怪我をすると、年齢を重ねるにつれて骨や関節、周辺組織にも変形が起こります。

これによって足首にも負担がかかり、正座を辛く感じるようになります。

原因|④足関節滑液包炎

足関節滑液包炎とは、足首の前方にある滑液包が強く圧迫されることによって起こる炎症です。

痛みを感じるだけでなく、滑液包内の滑液が過剰に分泌され、こぶのように盛り上がって腫れることもあります。

なお、足関節滑液包炎の原因は正座や低いポジションでの座り姿勢で、身体の重さを足の前方で支え続けるようになり圧迫や摩擦が起こりやすくなるのが理由です。

小さなお子様を見守ることの多い保育士さんに多い症状としても知られています。

要注意!足首が痛くなることのリスク

正座をして足首が痛くなったとしても、時間が過ぎると楽に感じられることもありますが、放置すべきではありません。

次のようなリスクが生じることも考えられますので、楽観せずに注意しましょう。

リスク|①スポーツのパフォーマンスが低下する

ランニングをする女性

正座をして足首が痛くなる時、足の関節がダメージを受けている可能性も高いです。

スポーツでパフォーマンスを発揮するには関節の可動性が必要になるため、足首が硬いとそれにつれて動かせる範囲が狭くなります

特にジャンプや走る動きで、不自由に感じられることが増えていくでしょう。

関節の可動域が狭いままでスポーツを続けると、怪我のリスクも高くなります。
部活動や普段からのスポーツをしている方は、足首に痛みを感じたらなるべく早くの対応をおすすめします。

リスク|②しゃがむ動作が辛くなる

足首の硬さによってできなくなる動作は正座だけではなく、痛みのせいで身体の位置を下げられず、しゃがむ動作にも支障が生じます。

これにより、中腰でなければしゃがめなくなり、腰痛や背中の痛みに繋がることもあります。

リスク|③精神的なストレスを感じる

正座中に足首の痛みを感じると、不安や焦り・パニックなどの精神的な問題も起こりやすくなります。

「原因は何だろう」
「どこか悪いのかもしれない、悪化したらどうしよう」

という心配が頭を駆け巡り、身体を動かすたびに気になってしまうようにもなるでしょう。

そのような状態は、心にも身体にも良くありません。
今以上のストレスを抱えないためにも、少しでも違和感を覚えたら改善に向けて動き始めましょう。

足首の痛みを改善するには?

足首の痛みを改善するためには、ご自身での努力と専門家によるサポートが必要不可欠です。

どのようなことをするべきかお話ししますので、なるべく早くに始めてみましょう。

ポイント|①原因を知る

医師と看護師

正座中の足首の痛みには、先ほどご説明したように多くの原因があり、セルフケアで改善できるものとそうでないものに分かれます。

原因を知らないままにセルフケアをしていても良くなることはなく、痛みも不安感も増していきます。

だからこそ、不安に感じたらまずは医療機関を受診し、検査で原因を確かめましょう。

例えば足関節滑液包炎が関係している場合にはセルフケアでの対処では不十分で、専門的な治療を受ける必要があります。

また、怪我が関係している場合には今後の悪化のリスクを考え、日常生活で気をつけることも出てきます。

原因を知るのは怖いですが、わかることで道が見えてくるものです。少し勇気を出して医師に相談し、必要な治療を受けましょう。

ポイント|②ストレッチをする

足首の柔軟性が失われているせいで痛みを感じている場合にはストレッチが有効で、太ももやふくらはぎを伸ばすことで、足首の硬さも解消されます。

ストレッチをする時には、ゆっくりしゃがむ動きがおすすめです。

  1. できる限り、踵を浮かさずにゆっくりとしゃがむ
  2. 足首や膝が痛くない範囲で止まる
  3. その状態のまま、10秒から30秒まで維持する

以上の流れで試してみましょう。

入浴中の正座もお湯の浮力によって足首や足にかかる負担を軽減できるため、ストレッチとして有効な手段です。

【整体師監修】足のむくみを解消する方法4選!原因や簡単ストレッチ

ポイント|③無理に正座をしない

床で正座をする

足首が痛いのに正座をし続けると余計に痛みを感じてしまいますので、無理をせずに姿勢を崩しましょう

正座は日本人ならではの座り姿勢で、周りの視線も気になるかと思われますが、痛みを我慢してまで足首に負担をかけることはありません。

また、自己判断での無理は症状の悪化を招くリスクもあります。

気になるようなら「今は足が痛いので正座が難しいです」と周囲に伝え、足に楽をさせてあげましょう。

正座ができないのはなぜ?原因と対処法、正座についての考え方

正座をすると足首が痛い!原因とリスク・対処法まとめ

正座中に足首が痛くなる原因には、

「足首の硬さや過去の怪我」
「合わない靴による負担」
「足関節滑液包炎」

などの原因が考えられます。

また、痛みをそのままにしていると将来的に悪化することもあります。

まずは医療機関や専門家に相談し、ストレッチや足に負担をかけない生活を心がけ、痛みの解消に努めましょう。

痛みを解消して再発防止を目指すなら、整体もおすすめです。

足首の痛みには身体のゆがみも関係していることから、NAORU整体院グループではゆがみ改善を目的とした施術を行っております。

「足首の痛みだけでなく、全身の健康状態も良くなった」と、患者さまからも喜んでいただいています。

足首の痛みが気になる方は、ぜひお近くのNAORU整体院にご相談くださいね!

新宿院 中山莉奈

NAORU整体 新宿院

【資格】
鍼師(国家資格)、灸師(国家資格)
中部、関東エリアで鍼灸マッサージ、矯正、機械治療、往診、美容施術を行う接骨院、整体院を経験。

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