「骨盤の片方が痛い」はカラダの危険信号。その原因と影響まとめ。
2022年08月2日
「なんか歩いている時に違和感がある…。片方の骨が痛い!」
みたいな経験ありませんか?
これ、結構危険です!
片方だけの骨盤の痛み、実は色々な面からこの症状はやってきます。
骨盤は上半身と下半身を繋ぎ、体全体を支えたり体内器官を保護する重要な役割を持っています。そこに痛みが発生しては体の多方面に悪影響が及んでしまいます。
当記事では骨盤の片方が痛くなってしまう原因や影響、またどのような方によく見られる症状なのかを解説します。骨盤の片方の痛みの対策方法も紹介しますので良ければ参考にしてみてください!
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Contents
骨盤の役割
骨盤が果たしている役割としては大きく分けて3つあります。
①上半身の姿勢を安定させること。
骨盤は背骨を介して首や頭にまで繋がっています。まっすぐ立つことができているのは骨盤が支えてくれているからです。
②下半身の動きの補助をすること。
骨盤は股関節に繋がっています。足を踏み出した時に地面から受ける力を吸収し、体勢を無理なく支えています。
③体内器官を保護すること。
骨盤の内側には膀胱や尿道、肛門や腸があるため、骨盤はシールドのような役割も果たしています。特に女性の場合非常にデリケートな子宮や膣などが守られているため、男性以上により骨盤の重要性が際立っています。
骨盤の片方が痛くなる原因とは?
骨盤の片方が痛い人へ、それは「仙腸関節障害」が原因である可能性が高いです!
「仙腸関節障害」とは結論から言うと、仙腸関節という骨がカチカチに固まってしまったり、または歪みが生じることによって体を動かしたときに痛みが生じてしまう症状です。
怖い響きですね。ですが多くの人が容易になりえる危険な症状なんです!
骨盤は、それぞれ小さな骨の集まりである仙骨、寛骨、尾骨の3種の大きな骨(詳しく言うと他にも色々な骨があるよ)により構成されています。
骨盤のなかでも仙骨は中枢的な存在であり、大きく頑丈な骨です。仙腸関節とはこの仙骨と、腸骨(寛骨を構成する一部の骨)との間にある骨のことです。この仙腸関節から痛みが生じてしまうのが、「仙腸関節障害」です。
骨盤然り人間の骨は左右対称にできています。ですのでどちら側の骨盤が痛み出すかは人によって違ってきます。生活習慣や仕事内容によってまちまちです。
ではなぜ片方の骨盤が痛み出すのでしょうか。原因はざっくり2種類に分けることができるでしょう。
それは、「生活習慣的な原因」と、「体内環境的な原因」です。
骨盤の片方が痛くなる原因①生活習慣
まずは運動不足が挙げられるでしょう。
座っている時、骨盤を支えている筋肉「大腰筋」は収縮した状態を続けています。
大腰筋は骨盤周辺を覆う筋肉であり、骨盤周辺で最も大きな力を持っています。この大腰筋によって骨盤が動かされ、人間は歩いたり、座ったりすることを可能にしています。
座り続けると、筋肉は伸ばす余裕をなくし次第に硬くなっていきます。硬くなった筋肉の力で無理に骨盤を動かすと、痛みになります。
大人になって運動する機会は多くはないです。コロナ禍を経て業務のリモート化が進み、運動の機会はますます減少したことでしょう。動きっぱなしになることなんて、大人になってからはそうそうないですよね。
骨盤の片方が痛くなる原因②体内環境
便秘も骨盤の片方を痛める原因となっているのです。
食べ物は体内で消化される際、大腸を通ります。肛門の近くには「S状結腸」という一時的に便を溜めている器官があります。栄養不足であったり消化不良などの原因により、習慣的に排出されずに過剰に便が溜められると骨盤(※特に左側)に痛みが生じてしまう場合があります。
※S状結腸は最終的に右から左へと伸びていて、左向きに流れが向かっているためです。日本人の大腸癌の大半はこれがきっかけで発症しています。
また女性の場合、出産は骨盤の痛みになりえる可能性が非常に高いです。
そもそも、女性は赤ちゃんを身籠るために男性よりも比較的骨盤が開いています。狭い産道を赤ちゃんが通り、出産を経験するとさらに骨盤が開きやすくなってしまうので、骨盤のケアを怠ると歪みが生じて痛みが発生してしまいます。
骨盤の片方が痛みやすいのはどんな人?
では具体的にどのような人が骨盤を、特に片方を痛めやすいのか解説いたします。
床に座ることが多い人
食事を食べる際、暇な時間を過ごしている際、姿勢は人それぞれだと思います。
しかし、床に座っている時間が長い人は骨盤を痛めている可能性が高いです!
床に座ってローテーブルで食事する際、どのような姿勢ですか?
横座りであったり、体が斜めに流れている場合が多いのではないでしょうか。
骨盤に対し偏って体重がかかってしまうので、片方の骨、腰などが歪み始めてしまいます。習慣化してしまっていることなので、日々の積み重なりによりやがて大きな痛みへと発展してしまいます!
デスクワークがメインの人
一般職の事務作業を行う方々だったり、またリモートワークが当たり前になった現代では、他にもデスクワークをする方は増加したのではないでしょうか。
1日7時間以上座り仕事をしている方々、骨盤を痛める危険度が高いです!
特に足を組むのが習慣の方、特に危険です。片方の骨盤が痛むリスクが大いにあります。
座る際は両足をしっかりと地面につけ、猫背にならないよう気を付けましょう!
▷足を組むのがやめられない!健康上のリスクと具体的な改善ポイント
車を長時間運転する人
営業職のサラリーマンや、タクシー運転手などがこれに該当するでしょう。
一見、車の座席ではリラックスできていると思いがちですが、みな無意識に自分が楽な姿勢をとってしまっているんです。どうしても浅く腰掛けて背もたれにもたれかかってしまいがちですよね。最早両手をハンドルに置き、姿勢よく運転していたのは教習所が最後ではないですか?(笑)
肘置きに腕を乗せているだけでも、骨盤にダメージを与えているんです。
共通して言えるのが、普段から重心がどちらか一方に偏ってしまっている人が片方の骨盤を痛めています!歩き方や立ち姿勢などにもやはり重心のズレが顕著に表れていて、骨盤の歪みから無意識にダメージを負っているんです。
骨盤の片方の痛みの対策
一番いけないのが、「重心がどちらか一方に偏ること」です。
なので、基本的な対策としては何事をする際も姿勢を崩さないとしか言いようがありません。
食事中、仕事中、運転中など、だらける姿勢を取るのではなく、真っすぐ座る!体を傾けない!
ですが、習慣的な軽いランニングは骨盤の歪み対策として効果的です。しかしここでも重心を偏らせないことを意識する必要があります。
左右の歩幅は一定に、進行方向とつま先は真っすぐにという意識で行いましょう!
▷ランニングによる腰痛の原因とは?対処法やおすすめストレッチも紹介
「骨盤の片方が痛い」はカラダの危険信号。その原因と影響|まとめ
今回は骨盤が痛む、特に片方が痛いという症状について解説いたしました。骨盤の片方が痛いなんていうケースは、現代を生きる人々にとっては容易に起きえます。骨盤の痛みはまさに現代病と言っても過言ではないでしょう。
特に女性の方々は、骨盤のつくりが男性よりも開きやすくなっているため要注意です。また、男性も最大限注意しなければなりません。リモート化が進んだ現代社会において座りっぱなしや運動不足など、骨盤にダメージを与えうる要素はたくさん存在しています。マッサージをするのもよし、日頃の生活習慣を見直すのも良しです。骨盤のためを思った生活を送りましょう!
しかし骨盤は視覚的には意識しづらい部位です!痛みにまでは達してなくとも危険信号を察知するのは困難。そんな時は是非NAORU整体にご相談ください!最先端のAIを用いた姿勢診断や、根本からの施術により患者様のお悩みを解決させていただきます!
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