五十肩は整体で良くなる?肩こりとの違いや予防法って?

2022年08月22日

宇良大地

NAORU整体 千種院

株式会社MAHALOA エリアマネージャー R3年10月退社
株式会社NAORUテクノロジー R3年11月参画

突然、肩に激痛が走り、腕が上がらなくなった…。

それは、もしかしたら五十肩かもしれません。

五十肩は肩こりとは違いますので、対処法も異なります。とりあえずマッサージに行くか…などと思っていると、時期によっては逆効果になってしまいますよ。

大切なのは、適切な対処法を知ること。また、整体でのアプローチを取り入れると、その場しのぎのではない根本的な解決が見込めます!このコラムが、つらい五十肩から解放される一助になれば幸いです。

五十肩とは

五十肩は正式な病名ではなく、医学的には肩関節周囲炎と言います。肩周辺の組織が炎症を起こしたために痛みが生じたり、肩の動きが制限されるといった症状が出るのが特徴です。

では、なぜ五十肩と呼ばれているのでしょうか?実は、この五十という数字は年齢です。

肩関節周囲炎は、一般的に40~50代の人に起こりやすく、40代で起きれば四十肩、50代で起きれば五十肩と呼ぶのです。つまり、五十肩と四十肩は同じものということですね。

とはいえ、40代~50代でのみ起きるものではありません。中には30代で五十肩に悩む人もいますし、60代になってから発症する場合もあります。

どうして五十肩になってしまうのか、その原因は完全にはわかっていません。

40~50代は老化によって肩関節周辺の組織がもろくなる一方で、高齢者に比べて仕事やスポーツなどで体を動かす機会が多い年代です。そのため、炎症が起きやすいのではないかと考えられています。

五十肩と肩こりの違い

肩の痛みといえば肩こりが思い浮かびますが、五十肩と肩こりは似て非なるものです。五十肩は先ほどご説明した通り、肩周辺の組織に炎症が起きています。一方、肩こりは筋肉の疲労が主な原因です。

肩こりは多少の痛みがあっても肩を自由に動かせますが、五十肩になると腕を持ち上げたり、後ろに回すような動作が難しくなります。具体的には、洗濯物を干す・つり革を持つ・エプロンの紐を後ろで結ぶ、といった動きです。どれも日常生活に欠かせない何気ない動作ですよね。家事や仕事に支障が出るため、大変つらい不調と言えるでしょう。

また、夜に痛みを感じやすいのも特徴です。夜中にズキズキと痛み、眠れないほどになることもあります。

五十肩は1年程度で自然に回復していくと言われていますが、間違った対処をすると悪化する場合も。続いては時期による正しい対処法を見ていきましょう。

症状の変化

五十肩は時期によって症状が変化します。その期間に合った対処を行うことが大切です。

急性期

五十肩の始まりは急性期と呼ばれ、大変痛みが強い時期です。肩を動かしたときだけなく、就寝時や安静時にも痛みを感じます。個人差はありますが、数日から数週間程度は痛みが続くでしょう。

この期間は炎症が起きているため、無理に動かしたり、マッサージに行くのは避けましょう。痛みの程度によっては、医師の診断を仰ぎ、内服薬などで抑えることも検討してください。

慢性期

急性期を過ぎると痛みが和らぎ、慢性期と呼ばれる期間に入ります。この期間は夜間の痛みも軽くなります。

しかし、急性期に肩を動かす機会が減ったために、肩の可動域が狭まってしまいます。硬くなってしまった肩関節をほぐし、動かせる範囲を広げることが重要です。

そこで有効なのが、整体による施術です。硬くなった筋肉をゆるめ、血行を促進します。

リラクゼーション目的のマッサージはその場しのぎになりがちですが、整体では痛みの原因となっている箇所にピンポイントでアプローチしますので、より根本的な解決が期待できるでしょう。

回復期

回復期では徐々に動きの制限が緩和され、痛みもなくなっていきます。この時期は積極的に肩を動かすことを心がけましょう。整体で施術を受けるのはもちろん、ストレッチも習慣にすると良いですね。

五十肩と整体

慢性期と回復期において整体でのアプローチを取り入れると、早く痛みや制限から解放されるだけでなく、再発しにくい体づくりも期待できます。

特に猫背の方は、この機会に整体で猫背も解消されることをおすすめします。なぜなら、普段から猫背の人は五十肩になりやすいと言われているからです。

猫背になると肩が内巻きになり、肩の動きが制限されてしまいます。その結果、筋肉が硬くなり、五十肩になるリスクが高まるのです。残念ながら一度、猫背になってしまうと、なかなか自分では正しい姿勢に戻れません。整体なら、プロの手で正しい姿勢へと調整してもらえますよ。

猫背から卒業できれば、五十肩が再発するリスクも減るでしょう。

NAORU整体院の場合は、五十肩で硬くなってしまった肩周辺の筋肉へのアプローチはもちろん、猫背の方向けの猫背矯正のメニューもご用意しております。初回にAI検査で体の状態を数値化しますので、猫背の程度も一目瞭然です。検査結果をもとに、最適な施術計画をご提案いたします。五十肩にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

五十肩の予防法

最後に、五十肩の予防法をお伝えします。

五十肩の予防に大切なのは、普段から肩を動かすこと。肩関節の可動域が狭くならないように、普段から柔軟性を高めるように意識してくださいね。

具体的には、以下のような点に気を付けると良いでしょう。

・長時間のデスクワークなどで同じ姿勢を取り続けることは避ける

・定期的にストレッチをして肩関節を動かす

・肩に負担のかかる姿勢(猫背)にならないように心がける

また、糖尿病の人は五十肩になるリスクが高いと言われています。その原因については諸説ありますが、糖尿病で血糖値が高いと、肩の組織である関節包を構成しているコラーゲンが硬くなりやすいためではないかと考えられています。

糖尿病の方は、食事や薬、運動などで血糖値をコントロールすることが大切です。

まとめ

40~50代に多く発症する五十肩。肩こりと混同しやすいですが、全くの別物です。

急性期~慢性期~回復期の期間に応じ、適切に対処しましょう。特に慢性期と回復期は、整体によるアプローチがおすすめです。動きにくくなった肩周辺の筋肉をほぐし、可動域を広げることができます。

また、この機会に猫背も矯正すると、再発しにくい体になるでしょう。

NAORU整体院では五十肩への施術はもちろん、猫背矯正も行っております。ぜひ、ご相談ください!

宇良大地

NAORU整体 千種院

株式会社MAHALOA エリアマネージャー R3年10月退社
株式会社NAORUテクノロジー R3年11月参画

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