大人のバンザイ寝の原因と悪影響とは?

2022年01月28日

千葉駅院 内田翔一郎

NAORU整体 千葉院

東京メディカルスポーツ専門学校 卒業
H26〜:整形外科勤務
H28〜:株式会社モミモミカンパニー
    (整骨院)
H29〜:株式会社OBAMA
    (整骨院)
R1〜:リハビリ型デイサービス勤務
R3〜:株式会社NAORUテクノロジーに参画

最近、ぐっすり眠れていますか?

熟睡できない、うまく寝付けない、寝ても疲れが回復しない…。
長引く自粛やリモート中心の生活によるストレスや運動不足で、睡眠のお悩みを抱える方が増えています。
また、自覚はなくても実は睡眠の質が悪いケースもしばしば。中でも両腕を上げて寝るバンザイ寝をしている方は要注意!不調のサインかもしれません。

そこで今日のコラムでは、バンザイ寝の原因や体に及ぼす影響などを解説します。特に、毎朝起きたら体がバンザイした状態だという方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

バンザイ寝とは

その名の通り、両腕を上げてバンザイのポーズで寝る「バンザイ寝」。

赤ちゃんが両腕を上げて気持ちよさそうに寝ているのを見たことはありませんか?実は赤ちゃんはバンザイ寝をすることが多いのです。

「え!?じゃあ何か具合が悪いかもしれないの?」と思われた方、ご安心ください。赤ちゃんのバンザイ寝には機能的な理由があり、特に心配はいりません。
その理由とは、手のひらから熱を放出して体温調節をしているというもの。

赤ちゃんは大人のように体温調節がうまくできず、手のひらから体内の熱を発散しています。
器用に布団から手だけを出すのはまだ難しいので、自然と腕全体を上げてバンザイのポーズになってしまうわけですね。
また、両腕を上げることで胸が開き、呼吸をしやすくするという側面もあります。

ですので、赤ちゃんがバンザイ寝をしていたからといって、慌てる必要はありませんよ。
問題は、大人がバンザイ寝をしている場合です。

バンザイ寝の原因

では、大人のバンザイ寝の原因は何なのでしょうか?
主な原因としては下記の2つが挙げられます。

①肩や背中の筋肉が凝っている

肩こりがひどいときに、腕をぐーっと伸ばすと気持ちがいいですよね。
それは寝ているときも同じです。

肩や背中の筋肉が凝っていると、寝ている間も無意識に腕を伸ばし、肩回りの筋肉をゆるめようとします。
そうして気づかないうちにバンザイ寝が習慣になってしまうのです。

②呼吸が浅い

大人でも呼吸が浅い人は両腕を上げて寝る傾向にあります。
バンザイのポーズをすると胸が開き、たくさんの空気を取り込めるからです。

呼吸が浅くなる原因は、猫背や肥満、鼻詰まりなどが挙げられます。

特に現代では、スマートフォンの見過ぎや長時間のデスクワークなどで猫背に悩む方が増えました。猫背になると胸が広げにくくなり、呼吸が浅くなってしまうのです。

バンザイ寝が体に及ぼす悪影響

「肩回りの筋肉をゆるめたり、呼吸をしやすくするためにバンザイしているのなら、むしろ体のために必要なことでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

確かに、その瞬間は楽かもしれませんが、長期的に見ると体に悪影響を与えてしまいますよ。特に大きな影響を及ぼす2点についてご説明します。

①血行不良

ずっと腕を上げたままだと、その状態で筋肉が固まり、血行不良を引き起こします。
血行不良は肩こりの大きな原因です。

肩こり→バンザイ寝→さらに肩こり→バンザイ寝…と悪循環に陥ってしまいます。
また、腕がずっと布団の外に出ていることになるので、体の冷えも招きます。

②いびき・睡眠時無呼吸症候群

バンザイのポーズは顎を引いた状態です。

気道が圧迫され、いびきをかきやすくなってしまいます。
ひどい場合は睡眠時無呼吸症候群になる可能性も…。

バンザイ寝をしないためには

バンザイ寝は、睡眠中に無意識に行われるもの。
起きているときならともかく、寝ている間は「気づいてやめる」ことができませんよね。日中のうちに原因を取り除かなければなりません。

大切なのは、バンザイ寝をしなくてすむように、日ごろから肩こりや背中のコリを解消しておくこと。また猫背の方は、姿勢を正しくすることも重要です。

肩や背中のコリ、猫背の解消には以下の3点がおすすめです!

①適切なストレッチ

長時間のデスクワークなどで同じ姿勢が続く方は、1時間に1回は休憩をとり、軽くストレッチをするようにしましょう。定期的に体を動かし、筋肉をこわばらせないことが重要です。
また、作業中は前かがみの姿勢にならないように気をつけてください。猫背の原因になってしまいます。

入浴で全身を温める

面倒くさいからと言って、ついシャワーで済ませてはいませんか?
肩や背中の血行を良くするためにも湯船につかることをおすすめします。
入浴は血行を促進してくれますし、心身ともにリラックスできますよ。

③整体や猫背矯正を受ける

慢性化してしまった肩こりは、セルフケアではきちんと解消できません。
一時的には回復したように思えても、またすぐ元に戻ってしまいます。

実は肩こりの原因は人それぞれ。
肩だけでなく骨盤が歪んでいる可能性もあります。
そういった自分ではわからない原因を見つけ、体に合った対処法で施術してもらえるのが整体です。

また、猫背矯正がメニューにある整体院なら、プロの手で正しい姿勢に矯正してもらえます。
猫背を自分で解消するのはなかなか難しいもの。意識して正しい姿勢を保とうとしても、気を抜くとすぐ元に戻ってしまいますよね。そのままずるずると猫背のままになりがちです。
専門知識のあるプロに施術をしてもらう方が、結果的に早く猫背から解放されますよ!

バンザイ寝へのアプローチ

当院では肩こり解消のメニューはもちろん、猫背矯正もございます。

バンザイ寝の主な原因は肩こりや猫背。
その原因を取り除き、最終的には自然な姿勢で眠れるように、全身を整えます。

当院の施術は、やみくもに患部をマッサージするものではありません。
初回に最新のAI検査で歪みを数値化し、患部に悪影響を与えている箇所を洗い出します。

その上で、完全手技で問題のある箇所を繊細に調整。
一時的な血行促進ではない、本当の健康な体を目指します。

バンザイ寝にお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談くださいね。

まとめ
両腕を上げた状態で寝るバンザイ寝。赤ちゃんのバンザイ寝は問題ありませんが、大人は肩こりや猫背などの不調のサインかもしれません。
大切なのは、起きている間に肩のコリをほぐし、正しい姿勢で生活することです。
肩こりや猫背が慢性化してしまっている場合は、整体院や治療院に相談するとセルフケアよりも格段に早く解消されますよ。

原因をしっかり取り除いて、健康な体で快適な睡眠を手に入れましょう!

千葉駅院 内田翔一郎

NAORU整体 千葉院

東京メディカルスポーツ専門学校 卒業
H26〜:整形外科勤務
H28〜:株式会社モミモミカンパニー
    (整骨院)
H29〜:株式会社OBAMA
    (整骨院)
R1〜:リハビリ型デイサービス勤務
R3〜:株式会社NAORUテクノロジーに参画

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