四十肩の症状とは?対策方法と原因を4つのステージに分けて解説
2022年07月21日
「最近、肩を動かす時違和感を感じる」
「これといったきっかけはないけれど、肩が痛くて上がらない」
「肩の痛みで夜中に目が覚める」
この様なことを感じているのであれば、それは四十肩かもしれません。
「年齢のせいだから仕方がない」と肩の痛みを諦めている方も中にはいるかもしれませんが、適切な対処方法を知れば痛みを和らげることが可能かもしれません。
この記事では、4つのステージに分けて四十肩の原因を解説していきます。
四十肩の痛みの流れを知り、出来る対処方法を試してみましょう。
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Contents
40代だから四十肩?
四十肩は正式名ではなく、肩こりや頭痛といった一般的に広く使用される用語です。医療機関や私たち整体院でも説明する際は、「四十肩」という言葉を使います。
正式には「肩関節周囲炎」といい、肩関節、筋肉、靭帯が炎症を起こします。
40代からあらわれる肩の痛みなので、分かりやすく「四十肩」と呼んでいますが、なかには20代や30代で四十肩を経験される方もいます。
激痛を伴う四十肩は、腕が上がらない・髪の毛が洗えない・服が着替えられないといった、日常生活をまともに送れないような悪影響を及ぼすこともあります。
四十肩は肩こりとはどう違うの?症状の違い
肩こりと四十肩はまったく別で、ポイントは「肩が動かせるかどうか」にあります。肩こりは重だるさなど鈍痛を感じますが、四十肩はピリッとした鋭い痛みが特徴的です。
痛みのピーク時は夜間痛といって、夜もぐっすり眠れなかったりじっとしているだけでも痛みを感じるようになります。
範囲も肩関節から腕にかけて広がるのが特徴です。
四十肩のセルフチェックをしてみよう
40代あたりの年齢で肩の痛みが激しい方は、四十肩のセルフチェックをしてみましょう。
- 両腕を前から真上に上げる
- 手のひらを上に向け、両腕を真横から真上に上げる
- ズボンの後ろポケットに手を入れる
- 両腕を頭の後ろで組む
このような動作がスムーズに出来ない方、痛みがある方は四十肩予備軍かもしれません。
原因をこれから確認してみましょう。
四十肩の原因やなりやすいタイプ
四十肩になる人の特徴は、以下の通りです。
- 運動不足・筋肉量の不足
- 関節や腱が変性
- デスクワークや家事などで同じ姿勢が続く
- エアコンなどによる身体の冷え
ここからは、なりやすいタイプや四十肩の原因を解説していきます。
運動不足・筋力量の不足
加齢や、そもそもの運動習慣がなかなかない方は筋肉量が少なくなります。
運動不足によって筋力量が不足すると肩関節の周りに炎症が起こりやすくなり、結果四十肩につながる事があります。
関節や腱が変性した
40代はホルモンバランスの変化・ストレス・筋肉の衰えが顕著に感じられる年代です。
また、身体と長年付き合い関節・腱に負担がかかる事で摩擦が起こってすり減り、炎症が起こることも四十肩の原因です。
「そのぐらいの年齢なのだ」と考えると、少し納得がいくかもしれませんね。
デスクワークや家事などで同じ姿勢が続く
パソコン操作や家事は手元で作業することが多く、同じ姿勢が長時間続きます。そうすると、筋肉が固まり動かしにくくなります。
また、ハイヒールや肩がけバッグも姿勢が崩れます。日常生活で繰り返される動作は、姿勢が悪くなり、身体の一部分に負担がかかり過ぎています。
近年はパソコンやスマホの長時間使用で、30代の肩関節周囲炎も増えています。デスクワークや家事なども、1時間に1度はリフレッシュタイムを設け、肩や腕・首のストレッチをしましょう。
▷肩こりを解消するには肩甲骨に注目!効果的なストレッチやこり解消法
エアコンなどによる身体の冷え
エアコンなどで身体が冷やされると身体の血液の流れが悪くなり、四十肩の原因になる炎症を起こします。
また、血流の乱れは四十肩だけではなく、肩こり・腰痛・自律神経の乱れにもつながります。
普段からお風呂にゆっくり浸かることやエアコンの効きすぎに注意するなど、日頃から意識するのも大切ですよ。
四十肩の4つのステージ
四十肩には以下の「4つのステージ」があります。
- 少しの痛みと違和感
- 違和感から激痛へ(急性期)
- 痛みが少しずつ治まる(慢性期)
- 腕が少しづつ動かせるようになる(回復期)
ステージ毎に症状を解説します。
ステージ1. 少しの痛みと違和感
初めは肩周辺に違和感を感じます。段々と違和感が痛みに変わり、じわじわと進んでいきます。
数週間~数ヶ月にかけて症状があり、痛みや違和感が小さなものなのでそのまま放置してしまう傾向があります。
しかし、この段階で速やかに施術を行うと、より早く四十肩を取り除けます。
ステージ2. 違和感から激痛へ(急性期)
1週間~3週間ほどで痛みなど炎症がひろがり、違和感が激痛に変わる時期です。じっとしていても痛みを感じたり、腕や肩を動かすと激痛に見舞われます。
この状態になると、整骨院での専門的な施術が必須となります。そのまま我慢し続けると、やがて、夜間痛で寝返りも打てない、夜もまともに眠れなくなるなど仕事や日常生活にも支障をきたしてしまいます。
我慢し続けても、良くなることはありません。1日でも早く、四十肩専門の施術を受けるようにしましょう。
ステージ3. 痛みが少しずつ治まる(慢性期)
炎症が引き始め、痛みが少しずつおさまってきますが、ここで無理に動かすのは禁物です。
この時期に肩や腕を動かしてしまうと、ステージ2の段階に逆戻りです。
この時期は、痛みが少しおさまる時期ですが、肩が上げにくいといった、肩関節の可動域が段々と狭くなってきます。肩関節拘縮はステージ1~2を経て起きた炎症の影響で、筋肉が萎縮し固まってしまっている状況です。
着替えや洗髪、洗顔、洗濯物干しなどが上手く出来ず、ストレスにもなります。慢性化した痛みは個人差もありますが、1ヶ月から1年ほど続くこともあり、ご自身の痛みに合った適度なストレッチを取り入れるのも有効です。
ステージ4. 腕が少しづつ動かせるようになる(回復期)
肩関節の動きが段々と良くなり、腕が少しずつ動かせるようになるのがこの時期です。痛みは無いものの、「肩の動きが悪い」と感じる方もいらっしゃいます。
定期的に施術を受けるなど、少しずつ肩を動かしていくのも大切です。
なお、激しい肩の痛みは、腱板断裂など四十肩と見分けがつかないケースもあります。我慢せずに、医療機関など適切な判断を受けるようにしましょう。
【痛すぎて眠れない】四十肩の夜間痛対策
四十肩は夜間、眠る際の体勢で痛みが増します。
なので、
「眠れない」
「途中で起きてしまう」
「寝返りが打てない」
など、睡眠を妨げてしまうほど厄介です。
痛みを感じやすい姿勢、痛みが出にくい姿勢があります。最終的にはご自身で試行錯誤していただき、その都度しっくりくる体勢を見つけなければなりません。
おすすめの寝方と枕
なかなか眠れない方に向けて、ここからはおすすめの寝方と枕についての解説です。
仰向けで寝る場合と横向きで寝る場合対処方法が異なります。
仰向けで寝る場合
痛い方の腕、あるいは肘の下に柔らかいクッション等を置いてみて下さい。
そうすると寝返り動作がしにくくなり、腕も背中側に落ちることも無くなります。
横向きで寝る場合
痛くない方の肩を下にします。背中側に大きめのクッションを入れ、さらにお腹側にもクッションを置きます。
クッションを抱っこするような体勢をすると、痛みが出にくいです。
枕について
痛みで寝不足になるので、睡眠環境を整えれば良いのかと、枕を変える方がいらっしゃいます。
四十肩は、肩や腕の位置、全身の姿勢や体勢で変わることが多いので、枕を変えてみるといった行動はあまり良い期待は出来ません。
しかし、肩こりのような首、肩甲骨や背中の筋肉の凝り固まりや痛みがある場合は、枕の高さを調節すると良いと思います。
四十肩でやってはいけない事
急性期は温めたり、無理に動かすのは禁物です。もし、熱を持っている場合は氷水や冷湿布などで炎症を抑えます。痛みがひどい場合は、鎮痛作用のある飲み薬も有効です。
痛みを怖がって、身体に力が入るのも分かりますが、力みっぱなしは筋肉の拘縮を促します。難しいですが、脱力を意識してみるのも大切です。
今は、「四十肩」「ストレッチ」と簡単に検索出来ますが、炎症が強い時期のストレッチはかえって、痛みが増す可能性もあります。自己判断はとても危険ですので控えて下さい。
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四十肩の症状・対策方法と原因を4つのステージに分けて解説:まとめ
四十肩の症状は肩にピリッとした鋭い痛みがあり、肩こりとの違いは「肩が動かせるかどうか」です。
原因も様々で、姿勢不良や加齢による筋力不足、そしてエアコンの効きすぎなどの冷えからくることもあります。
なお、症状も4つのステージに分けられ、
- 少しの痛みと違和感
- 違和感から激痛へ(急性期)
- 痛みが少しずつ治まる(慢性期)
- 腕が少しづつ動かせるようになる(回復期)
痛みが激しいステージから回復期にかけて、四十肩の痛みが変わります。痛みが激しい時のストレッチなど、自己判断による対処方法はかえって症状を加速させてしまうため、激しい痛みの場合は、整体院などに相談しましょう。
四十肩の痛みは、是非NAORU整体にご相談くださいね!