整体って痛いの?痛くない施術を受ける方法とは

2022年09月22日

高橋航大

NAORU整体 仙台院

H27年:仙台接骨医療専門学校 卒業
H27年〜:仙台市内の整骨院グループに勤務
R3〜:株式会社NAORUテクノロジーに参画

「整体=痛い」イメージはありませんか?

テレビやインターネットなどで骨をボキボキ鳴らす映像を見て、そのような印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

確かに、痛みを伴う施術が特徴の整体院もあります。ですが、最近のトレンドは痛くないソフトな施術。痛みの苦手な方でも大丈夫な院の方が多いですよ。

また、施術後に痛みが起きるケースもありますが、これは好転反応と呼ばれるもので、ほとんどが心配ありません。

今日は整体と痛みの関係について詳しく解説していきます。このコラムを読んで、「痛いのが苦手で整体に行くのが怖い」という方も、安心して整体を受けていただければ幸いです。

整体とは

整体とは、主に人の手で体のバランスを整え、こりや痛みなどの不調を解消する民間療法です。

例えば肩こりや腰痛の場合、肩もしくは腰のみに原因があるとは限りません。骨盤や背骨といった骨格に歪みが起きているために周辺の筋肉に負担がかかり、こりや痛みとなって現れてくるケースが多いのです。

マッサージでは患部を揉むだけで終わることが多いですが、整体ではこりや痛みの根本原因である体の歪みを取り除くメニューが用意されています。その代表が、骨盤矯正や姿勢矯正です。

「歪み」「矯正」と聞くと、変形した骨を無理に元に戻すかのように思われるかもしれませんね。もしかしたらこの言葉が、「整体=痛い」イメージを作り上げている要因の1つかもしれません。

ですが、実際は骨が変形しているわけではなく、骨格が本来の位置とはズレてしまった状態です。例えば骨盤の場合は、前後・左右に傾いている、ねじれが起きている、出産をきっかけに開いたままになっている、といった状態を歪みと呼んでいます。

整体では、この歪みを主に手技によって元の位置に戻していきます。

ただし、歪みを取り除くという点では一致していますが、そのアプローチ方法は整体院によって異なります。そのため、痛い施術を行う院もあれば、痛くない方法で歪みを整える院もあるのです。

最近のトレンドは痛みのないソフトな施術

最近は、ボキボキ鳴らすような痛みの強い施術ではなく、痛くないソフトな施術を提供する整体院が増えています。

痛みのない優しい施術の方が、安全性が高いためです。

もちろん、しっかりとした技術を持った施術者が行えば多少痛い施術でも問題は起きませんが、施術者の技術が未熟な場合、ケガをさせてしまう可能性があります。

実際に、「整体を受けて、神経や脊髄を損傷した」といった事故も起きています。

もしもボキボキ鳴る強めの整体を希望する場合は、施術者がきちんとした技術を持っているか確かめてから施術を受けるようにしましょう。

事前に確かめるのは難しい部分もありますが、まずはホームページを確認して、国家資格を持っているかどうかをチェックすると良いですね。国家資格を持っているということは、しっかりと勉強し、研鑽を積んだ可能性が高いからです。

また、痛いといっても「イタ気持ちいい」レベルの痛みであることが重要です。もしも施術中に強烈な痛みを感じた場合は、すぐに中止してもらいましょう。

痛みのない施術を受けるには?

痛くない施術を提供する院が多いとはいえ、何も調べずにいきなり行くのはおすすめしません。先にホームページや口コミを見てみましょう。

ソフトな施術を提供している場合、その旨をホームページに記載している院がほとんどです。すでに施術を受けた人の感想である口コミも参考になります。

また、整体を受ける前にカウンセリングの時間があると思いますので、その際に「痛い施術は避けてほしい」ことを伝えておくとより安心です。

整体後に体が痛くなったときは?好転反応とは

施術中の痛みも気になりますが、整体を受けた後に痛みが出ないかどうかも気になるポイントですよね。

整体やマッサージを受けた後に、体が痛くなったり、だるくなった経験はありませんか?

このような痛みや不調は好転反応と呼ばれ、施術後に体が回復する過程で一時的に起こるものです。たいていの場合、2~3日でおさまります。

好転反応の仕組みは科学的に解明されているわけではありませんが、次のようなメカニズムだと考えられています。

  • 慢性的にこっていた筋肉がほぐれ、たまっていた疲労物質や老廃物が血液中に流れ出す
  • 大量の疲労物質や老廃物が全身に駆け巡り、疲労感や痛みを引き起こす

好転反応がおさまると、体は健康体へと近づいています。一時的なものですので、あまり心配せずに横になるなどしてゆっくりと休みましょう。

好転反応ではないケースに要注意

ただし、施術後の痛みが好転反応ではないケースもあります。そのうちの1つが、揉み返しと呼ばれるものです。

揉み返しとは、強い刺激が加えられたことによって筋肉の組織が炎症し、痛みが生じることです。力が加わった箇所がピンポイントで痛み、場合によっては3日以上痛みが続きます。

好転反応は回復への途中経過ですが、揉み返しは筋肉が傷ついた状態です。揉み返しによる痛みがなくなったとしても、根本原因が解決されたわけではないので、再びこりや痛みが起きてしまいます。一方、好転反応の場合は、おさまった段階でこりや痛みも解消に向かっているはずですよ。

揉み返しが起きるリスクが高いという点でも、強い力を加える施術はおすすめできません。もしも「揉み返しかな?」と思ったら、施術を続けるとさらに筋肉を傷つけてしまいますので、いったん通うのを中止して、施術を受けたマッサージ店や整体院に問い合わせましょう。

その他、一週間以上痛みが引かない場合は、整体を受けた個所ではなく内臓など他の部分に病気が隠れている可能性があります。あまりにも痛みが続く場合は、速やかに医療機関を受診してください。

まとめ

近年では、痛みを感じる施術よりも、より安全性の高いソフトな施術を提供する院が増えています。

NAORU整体院も、繊細な手技で丁寧に体を整える、痛みのない施術を行っています。強い力で患部だけを揉むようなことはしません。

「整体=痛い」イメージで行くのを避けていた方も、ぜひ安心してご来院いただければと思います。

一時的に痛みやだるさを感じる好転反応が起きる可能性はありますが、筋肉の炎症である揉み返しが生じるリスクは少ないですので、その点もご安心ください。

慢性化したこりや痛みを放置して悪化する前に、ぜひNAORU整体院へ!

高橋航大

NAORU整体 仙台院

H27年:仙台接骨医療専門学校 卒業
H27年〜:仙台市内の整骨院グループに勤務
R3〜:株式会社NAORUテクノロジーに参画

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