O脚はどのような症状?曲がってしまう原因や対策方法をご紹介します

2021年12月28日

千葉駅院 内田翔一郎

NAORU整体 千葉院

東京メディカルスポーツ専門学校 卒業
H26〜:整形外科勤務
H28〜:株式会社モミモミカンパニー
    (整骨院)
H29〜:株式会社OBAMA
    (整骨院)
R1〜:リハビリ型デイサービス勤務
R3〜:株式会社NAORUテクノロジーに参画

つま先とかかとを揃えて立ったときに、膝の間に隙間ができてしまうO脚。
日本人に多いと言われ、見た目のコンプレックスに感じる方も少なくありません。

実は美容面の問題だけでなく、年を重ねると膝の痛みにつながるケースもあることはご存知でしょうか?
たかがO脚と思わずに、早めに対処することが大切ですよ。
まずはO脚になってしまう原因を知って、美しく健康な脚を目指しましょう!

O脚とは?

O脚とは直立したときに両膝がくっつかず、外に開いている状態のことです。正面から見たときに、脚の形がアルファベットの” O”の形をしていることからその名前が付きました。

一方、両膝をくっつけても両足のくるぶしが離れてしまう状態をX脚といいます。

まず、子どものO脚と大人のO脚は分けて考える必要があります。例えば、赤ちゃんの脚を思いうかべてみてください。

まっすぐな脚というよりは、少し曲がっているイメージがありませんか?
実は、赤ちゃんはO脚であることが一般的なのです。
お腹の中でずっと丸まった状態でいるため、生まれた後もしばらくは脚がアーチ状に曲がったままになるわけですね。
多くは2歳ごろまでO脚が続き、その後6歳くらいまでは逆にX脚に。
7歳ころにはまっすぐになっていきます。

このような幼少期のO脚やX脚を「生理的O脚」「生理的X脚」と言い、自然に矯正されるため、特に処置は不要です。(ただし、ブラント病・くる病といった病的なO脚もあり、その場合は治療が必要です。)
一方で、大人になってからのO脚は自然には解消されません。

O脚の原因

では、大人がO脚になってしまう原因は一体何なのでしょうか?
主な原因としては以下のようなものが挙げられます。

姿勢が悪い(骨盤が歪んでいる)

O脚にお悩みの方は、悪い姿勢が癖になっているケースがよく見られます。座っているときについ脚を組んでしまったり、椅子に浅く腰かけて背もたれにもたれかかってはいませんか。
このような姿勢は骨盤の歪みを引き起こす、いわゆる「悪い姿勢」です。

骨盤の歪みは腰痛や肩こり、冷え性など様々な不調の原因となると言われていますが、実はO脚の原因でもあるのです。

具体的には、体の重心に対して骨盤が後ろにある「後傾タイプ」の人が、O脚の傾向が強くなります。
骨盤が後ろに傾くと股関節が外側に開きます。
それに伴って股関節に連結している大腿骨も開き、さらに大腿骨に連結している膝も開きO脚になる…という流れです。

筋力の低下

運動不足による筋力の低下もO脚を引き起こす原因の1つです。
特に太ももの内側にある内転筋と呼ばれる筋肉がO脚に大いに関係しています。
内転筋が衰えると、脚を閉じる力が弱くなり、膝が外に向いてしまいます。さらに内転筋には骨盤を支える役割もあるので、筋力が低下すると骨盤も歪んでしまうことに…。

そう聞くと「内転筋を鍛えなきゃ!」と思われるかもしれませんが、いきなりハードな鍛え方をするのはよくありません。

日常生活の中で、無理なく鍛えられるように意識してみましょう。脚を閉じて座るだけでもトレーニングになりますよ。電車で座るときなどに、試してみてくださいね。
また、内転筋を鍛えることで、ダイエットや太ももの内側部分が引き締まる、といったメリットもあります。

歩き方が悪い

歩き方の癖もO脚に影響を及ぼします。
例えば、女性に多い内股歩きもO脚になりやすい歩き方の1つ。
内股で歩いていると脚の外側ばかりに負担がかかり、内側の筋肉が弱ります。そうすると、膝が外に開こうする力を防げず、O脚になってしまうのです。

また、O脚の人はつま先が外側に開きがちですので、つま先を正面に向けて歩くように意識してみましょう。

構造的O脚

今まで挙げた3つの原因によるO脚は「機能的O脚」と呼ばれ、生活習慣の積み重ねによるものです。
O脚でお悩みの方のうちのほとんどが、この機能的O脚に分類されます。

対して、先天的な要素や事故などで骨自体が変形して起こったO脚を「構造的O脚」と言います。
構造的O脚を克服するのは難しく、残念ながら整体で解消されるものではありません。

O脚を放っておくとどうなる?

O脚といえば、やはり気になるのは見た目ですよね。
「ミニスカートを履く勇気がでない」「スキニーパンツが似合わない」…そんなお悩みをお持ちの女性も多いのではないでしょうか。
また、下半身が太りやすいという何とも嫌なデメリットも!

しかし、O脚は見た目の問題だけではありません。
放置するとのちのち膝の痛みに発展するリスクが高いのです…!

O脚は膝の内側に負担がかかりやすい状態です。
長年O脚が続いていると、膝の内側にある関節軟骨がすり減ってしまいます。軟骨は骨同士が直接触れないようにする、いわばクッション。クッションがなくなることで、骨と骨がこすれ合ってしまい、痛みが発生するのです。

このような膝の痛みを変形性膝関節症といいます。
主に高齢者に多く、O脚でなくても発症する可能性はありますが、O脚であると特に起こりやすいと言われています。

O脚を解消する方法

では、どのようにすればO脚を解消できるのでしょうか?

O脚の主な原因は、日常生活の悪い姿勢や運動不足による筋力の低下です。まずは、普段の生活を見直し、なるべく正しい姿勢を保つように心がけましょう。良い姿勢はO脚以外にも猫背や肩こり、腰痛の解消にも役立ちます。

とはいえ、いったい自分の体がどんな状態なのか、自分で完全に把握することは難しいですよね。できれば整骨院や治療院といった、プロの視点で客観的に判断してもらうことをおすすめします。

当院の場合は最新のAI検査を導入しており、体の歪みを数値化しています。数字を見れば、体のどこが歪んでいるのか一目瞭然。
骨盤の歪みが見つかった場合は、骨盤矯正メニューで歪みを整えることも可能です。
検査結果に合わせてお一人おひとりに合ったメニューをご提案しておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ
見た目のお悩みとして考えられがちなO脚ですが、実は放置すると膝の痛みにつながる可能性も。

逆に言うと、早めに処置をすればスタイルアップが望める&将来、変形性膝関節症とになるリスクを軽減させることができます。
対処法としては、日常生活の悪い癖を見直すとともに、プロの手で体の歪みを整えるのがおすすめです。
O脚かな…と思ったら、そのままにせず早めに対処しましょう!

千葉駅院 内田翔一郎

NAORU整体 千葉院

東京メディカルスポーツ専門学校 卒業
H26〜:整形外科勤務
H28〜:株式会社モミモミカンパニー
    (整骨院)
H29〜:株式会社OBAMA
    (整骨院)
R1〜:リハビリ型デイサービス勤務
R3〜:株式会社NAORUテクノロジーに参画

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