背中が寝違えたように痛いのは何故?ぎっくり背中の原因と対処法
2023年10月23日
「背中がつるように痛い」
「背中を動かすたびにピリッと痛みを感じる」
そんな経験をしたことはないでしょうか?首を寝違えた時の痛みに似ていることから、背中の寝違えと思う方も多いかもしれません。
背中に寝違えたような痛みを感じる時、それは急性的な痛みであり、俗にいう『ぎっくり背中』である可能性が高いです。
今回の記事では、背中の痛みの原因と対処法、改善するための方法について解説します。
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Contents
寝違えに似た痛み、『ぎっくり背中』とは?
まず、ぎっくり腰とは正式な病名ではありません。
背中に突発的にあらわれる痛みのことで、以下のような特徴を持ちます。
ぎっくり背中の症状
ぎっくり背中になると、
- 重い物を持ち上げる時
- 赤ちゃんを抱っこする時
- 振り返る時
- 咳やくしゃみをする時
- 下を向く時
- 上にある物を取ろうとする時
- 息を大きく吸う時
など、日常生活での些細な動きでも痛みを感じるようになります。
症状が軽度の場合は寝違えたような痛みで済みますが、重症化すると深い筋肉にまで損傷が起こり、その場から動けなくなることさえあるため注意が必要です。
またぎっくり背中は背中から脇腹付近に痛みが出る肋間神経痛と似ており、見極めが必要になることもあります。
肋間神経痛でも背中の痛みを感じますが、脇腹や胸・おへそや足の付け根までに症状が出ることもあるため、背中以外に痛みがあらわれていなければぎっくり背中だと考えると良いでしょう。
▷朝起きたら背中が痛いのはなぜ?主な原因と改善方法をご紹介!
ぎっくり背中の3つの原因
ぎっくり背中は、背中の筋肉や筋膜(筋肉を包んでいる組織)が破れることによって起こり、それには以下のような原因があります。
原因|①筋肉の緊張状態
背中の筋肉が緊張すると、筋肉の硬さや血流の悪さなどの問題が起こります。その原因は、長時間のデスクワークや立ち仕事などの悪い姿勢です。
同じ姿勢をとり続けていることは負担がないように感じられますが、筋肉にも血流にも悪影響を及ぼし、痛みの原因になります。
原因|②筋膜の固さ
筋肉を包んでいる筋膜が硬くなると、その中にある筋肉も硬くなることは避けられません。
その状態で毎日を過ごしていると、いずれはぎっくり背中になるリスクが高くなります。
原因|③自律神経の乱れ
「長時間のデスクワークや悪い姿勢をしていないのに、ぎっくり背中になった」という方は、自律神経の乱れが原因だと言えるでしょう。
日常生活でのストレスで自律神経が乱れると、呼吸が浅くなります。
呼吸は胸と背中の筋肉や肋骨を動かすことから、呼吸が浅くなると筋肉が硬くなり、神経にもダメージを与えます。その結果として起こるものが、筋肉の硬さによるぎっくり背中です。
また自律神経の乱れは、猫背のような姿勢の悪さの原因にもなるため、ぎっくり背中のリスクを高めることもあります。だからこそ、日ごろからストレスを抱えやすい方は呼吸に注意してみると良いでしょう。
ぎっくり背中になった時の対処法
ぎっくり背中もいわゆるぎっくり腰と同様に急性的な痛みであるため、なった時にはいくつかの注意点があります。
以下の対処法を参考にしてみましょう。
対処法|①患部を冷やす
背中を寝違えたような痛みがある時、患部では炎症が起こっていて、まずは鎮める必要があります。湿布や保冷材などを使い、患部を冷やしましょう。
患部の炎症は72時間と言われていることから、平均して3日ほど冷やすことで、痛みが落ち着いていきます。
また温めると患部の血行が促進され、炎症からの回復が遅れることもあるため、できるだけ避けましょう。
入浴や無理なストレッチを控え、安静に過ごすことをおすすめします。
対処法|②無理に動かさない
背中の痛みが気になると無理にでも動かしてしまいたくなるものですが、かえって炎症や痛みを悪化させるだけです。
数日間は患部をなるべく動かさず、無理は運動は避け、安静に過ごすようにしましょう。
自己流でのマッサージやストレッチもおすすめできません。
対処法|③放置をしない
ぎっくり背中の発症直後は、適切な対処はもちろんのことですが、放置をしないことも大切なポイントです。
背中の痛みはとてもデリケートで、ひどくなると首や腰などに症状が広がることもあります。また、自律神経の乱れが原因で痛みが出ている時には、お互いの症状を悪化させるリスクも高くなります。
「放っておけば良くなる」と思わず、できることから対処を始めましょう。
ぎっくり背中を改善するには?
ぎっくり背中になった時には上のような対処法ももちろん必要ですが、症状からしっかりと回復するための方法も必要不可欠です。
「冷やして痛みが落ち着いてきたから、もう大丈夫」と思わず、以下でお話しするポイントで症状を改善しましょう。
ポイント|①医療機関を受診する
突然背中を寝違えたような痛みを感じ、ぎっくり背中の可能性が考えられる場合には、医療機関で原因を調べましょう。骨や組織に損傷が起こっていないかなど、確かめる必要があります。
医療機関を受診する時には、整形外科を選びましょう。診察の結果、深刻な病気や問題などが隠れていなければ、痛みが落ち着くまで医師のアドバイス通りに無理のない生活を意識するのが重要です。
ポイント|②整体を受ける
ぎっくり背中は急性的な症状であることから、発症後しばらくは患部を冷やす処置と落ち着いた生活が必要ですが、痛みが少なくなってきたら整体を受けるのも良い手段です。
整体では、身体の専門家である整体師の施術で、筋肉の緊張や骨格のゆがみ、姿勢の悪さなどを改善できます。
ぎっくり背中は普段の身体の使い方や不良姿勢、ストレスからくることも多いため、施術を受けることで再発防止の効果も期待できるでしょう。
NAORU整体グループでは、猫背矯正や骨盤矯正など身体のゆがみを専門とする施術を行っています。
業界でも新しいAIによる姿勢検査と1人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術で、症状の根本改善と再発防止に繋げていきます。「ぎっくり背中が起こりにくくなった」と喜ばれる患者様も、とても多いですよ。
ぎっくり背中による寝違えたような痛みを繰り返したくない方は、ぜひNAORU整体院グループにご相談くださいね!
背中が寝違えたように痛いのは何故?ぎっくり背中の原因と対処法まとめ
「背中に寝違えたような痛みを感じ、動かす時に辛い」という場合には、俗にいうぎっくり背中の可能性が考えられます。
ぎっくり背中とは突発的に発症する背中の筋肉の損傷や炎症のことで、筋肉の緊張や筋膜の問題、自律神経の乱れを原因として起こります。放置するとほかの部分の痛みや自律神経の不調に繋がるため、早めの対応が欠かせません。
ぎっくり背中は炎症を伴うことから、まずは患部を冷やす、安静に過ごす、そして放置しないことが肝心です。
さらに詳細な原因を知るためには医療機関を受診し、また炎症が落ち着いたら整体を受けることで、再発防止もできるようになります。
NAORU整体グループでは背中の痛みへの施術や姿勢改善を得意としていますので、困っている方はぜひご来院くださいね!
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