筋肉痛が遅れてくる理由|整体師が原因と対処法・早期回復方法を解説
2024年02月22日
激しい運動やトレーニングをした後、「あれ?まだ筋肉痛を感じない」と思った矢先、数日してから痛みを自覚したことはないでしょうか。
筋肉痛が遅れてやってくると、かえって不安に感じることもありますよね。
筋肉痛が遅れてやってくることには原因があり、対処法や注意点もあります。
今回は、筋肉痛が遅れる理由と対処法、回復をスムーズにするための方法について解説します。
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Contents
筋肉痛が遅れてくる理由
普段から身体を動かす習慣のない方が運動やトレーニングをすると、翌日以降から筋肉痛を感じるケースが少なくありません。
その理由は、筋肉痛の性質と年齢が考えられます。
理由|①遅発性筋肉痛
まず筋肉痛には2種類あり、運動中や直後に起こる『現発性筋肉痛』としばらくしてから起こる『遅発性筋肉痛』があります。現発性筋肉痛が数時間後にあらわれるのに対し、遅発性筋肉痛は翌日から翌々日にあらわれることが2つの違いです。
筋肉痛の原因には複数の仮説があり、遅発性筋肉痛に関しても正確な原因は明らかにされていませんが、筋肉の繊維や周辺組織の損傷が有力原因だと考えられています。運動やトレーニングによって筋繊維や周辺組織に損傷が起こると、炎症が生じ、痛みに繋がります。
反対に現発性筋肉痛は乳酸の蓄積が原因です。
激しい運動で身体がダメージを受けると、体内に乳酸が溜まり、痛みとしてあらわれます。しかし、乳酸の濃度は時間と共に薄くなるため、この場合の筋肉痛は運動後数時間以内には落ち着いていきます。
理由|②年齢による筋肉痛
一概に言えることではありませんが、「年を取ってから、筋肉痛が遅れてやってくることが増えた」と思われる中高年の方が多いです。
統計で考えると、年齢と筋肉痛が出るタイミングには決定的な因果関係が見られませんが、このような説はないとも言い切れません。
中高年になると身体の限界に気づきやすくなるため、若いころほど激しい運動や無理を避けるようになります。
運動が激しければ激しいほど筋肉痛が強くなることを考えると、年齢を重ねて運動に求める激しさや強度が弱まることで、筋肉痛が出るタイミングに変化が生じるのかもしれません。
筋肉痛がある時の対処法
筋肉痛が遅れてやってくるのは、筋肉ならではの性質が関わっているため、深刻視する必要はありません。
しかし、早い回復や悪化予防にはいくつかポイントがあり、特に以下の対処法を意識する必要があります。
対処法|①無理な運動をしない
運動やトレーニングでダメージを受けた筋肉が回復するまでの時間は、およそ24時間から72時間です。それまでの間に筋肉が強くなる段階に移り、より安定した筋肉となるのです。
また、胸筋や背筋は72時間、上腕二頭筋や上腕三頭筋、三角筋は48時間、腹筋は24時間など、回復するまでの時間は部位によって異なります。
こういった時間は長いように思われ、つい身体を動かしたくなるものですが、柔軟性が失われるため動かしにくい時期でもあります。
ここで無理をすると怪我に繋がり、回復が遅れてしまうリスクも高いです。焦る気持ちを抑え、休息や回復に集中しましょう。
対処法|②別の筋肉を鍛える
筋肉トレーニングで筋肉痛を感じている場合には、別の筋肉にフォーカスするのがおすすめです。
基本的に、筋肉痛は筋繊維が回復するサインであるため、痛みが出ている間のトレーニングには不向きです。それでも身体を動かしたいのであれば、例えば上半身が痛むときには下半身、あるいはその逆など、ほかの部位を鍛えることで、休養を取りつつトレーニングを続けられます。
そのためにも、筋肉トレーニングのスケジュールを立て、鍛える部位を決めておくと良いでしょう。
対処法|③市販薬を使う
「筋肉痛が耐えられないほどに痛い」「日常生活での不快感を減らしたい」場合には、市販薬で痛みを緩和できます。
特に『ビタミンB1誘導体』を含む薬は、筋肉痛の緩和に役立つとされています。
疲労回復に役立ち、食品からの吸収が難しいビタミンB1よりも吸収性が高く、「筋肉痛からの回復がスムーズになる」と評価が高いです。ドラッグストアなどで薬剤師の方に相談しながら、状態に適したものを選びましょう。
ただし、痛みが和らいでも無理が良くないことには変わらないため、筋肉が回復するまでの時間は身体を動かしすぎないようにしましょう。
筋肉痛から早く回復するには?
筋肉痛が遅れてくる場合でも、運動やトレーニングのことを考えると、「1日でも早く身体を動かしたい」と思うのが本音と言ったところでしょう。
無理に回復を早めるのは良くありませんが、身体をいたわる目的であれば、おすすめの方法があります。
方法|①回復に役立つ食べ物をとる
筋肉の疲れは身体の疲れであり、身体の疲れをとるなら十分な栄養が必要です。
特にビタミンB1は、エネルギーの生成や疲労回復に非常に効果的な栄養素です。豚肉や大豆、チーズや牛乳、玄米や小麦胚芽などに含まれているため、筋肉痛が気になる方は積極的にとってみましょう。
栄養のとり過ぎで逆効果にならないよう、バランスの良い食事を心がけるのも大切なポイントです。
▷筋肉痛から早く回復するには?痛みの原因と対処法・予防法を解説
方法|②十分な睡眠時間を確保する
睡眠は、筋肉痛から回復するためには食事と同様に必要不可欠なポイントです。睡眠をとることで成長ホルモンが分泌され、筋肉の修復や疲労回復が促されます。
だからこそ、筋肉痛が気になる時は早めに就寝し、質の良い睡眠をとりましょう。
方法|③整体を受ける
プロのサポートで身体の回復力を高めるなら、整体を試してみましょう。
整体では、筋肉の緊張や血行不良、姿勢のゆがみなどを改善できます。専門家の判断のもとでケアを行うため、セルフケアよりも高い効果が得られ、運動や筋肉トレーニングの成果が上がる方も多いです。
NAORU整体院グループでは、AIを用いた検査とパーソナル整体を組み合わせ、施術を行っています。
運動や筋肉トレーニングに取り組む施術者も多く、「より専門的な視点からケアを受けられる」と患者様からも好評です。
筋肉痛からの回復に困っているなら、ぜひNAORU整体院グループにご相談くださいね!
筋肉痛が遅れてくる理由の原因と対処法・早期回復方法:まとめ
筋肉痛が直後ではなく翌日からやってくると、ついその理由が気になるものです。しかし、筋肉の性質を考えると、筋肉痛が遅れてくるのはいたって自然なことだと言えます。
また年齢を重ねている場合にも、筋肉痛は遅れてくるケースが多いです。
筋肉痛が遅れて来たとしても、するべきことは特に変わりません。
これ以上の痛みや回復の遅れを避けるため、痛みがある部位を無理に鍛えるのはやめておきましょう。痛みが強い時には市販薬でも構わないので利用し、なるべく休息にあてるのが理想です。
1日でも早い回復を考えるなら、栄養や睡眠などで全身の調子を整えると疲労回復がスムーズになります。整体のようにプロの助けを借りつつ、快適に身体を動かせる状態に変えましょう。
NAORU整体院グループもお力になりますので、筋肉痛に悩んでいる方はぜひお近くの整体院を探してくださいね!
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