鍼で好転反応が起こる!?反応の種類と出た時に気をつけたいポイント

2023年12月28日

NAORU整体 三鷹院

H31 新潟柔整専門学校卒業
H31-R4 株式会社シー・エム・シーに勤務
R4 株式会社NAORUテクノロジー参画

鍼は中国で数千年もの歴史を持ち、日本でも古くから愛されてきた実績がある手法です。最近では若い方や美容に興味がある方にも注目されるようになりましたが、好転反応が起きそうという理由で躊躇される方も少なくありません。

しかし、鍼の好転反応についてしっかりと知識をつければ、不安を解消して施術に臨めるようになります。

今回の記事では、鍼の好転反応と起こりうる症状、好転反応が出た時の対処法について解説します。

鍼で好転反応は起こる?

結論からお答えすると、鍼による好転反応は起こり得るものですが、必ずしも危険というわけではありません。

ここからは、好転反応や反応が出やすい方の特徴についてお話しします。

好転反応とは?

疑問

まず好転反応とは、施術後に出やすいとされる身体の症状のことです。鍼施術だけでなく、整体によって症状が出ることもあります。

整体の好転反応とは?その対処法と考え方

しかし、ここで理解しておきたい点は、「好転反応が出るからと言って身体に害が生じている」わけではない点です。多くのケースにおいて、鍼や整体による施術を受けると、筋肉の緊張緩和や全身の血流改善、自律神経の安定化などの変化が生まれます。

つまり、施術によって身体が健康になり、回復に向けて動き出しているのです。ただ、その過程で毒素や老廃物のような悪いものの一気に体内をめぐることとなるため、身体の不調が出やすくなります。

それでも、好転反応自体は長くても2~3日程度で終わり、その後は症状も安定していきます。また体内から不要なものが排出されたために身体の健康状態も整うことから、不安や焦りに惑わされ過ぎず、気長に捉えるのが良いでしょう。

好転反応が出やすい方の特徴

また、鍼による好転反応はすべての方に起こるわけではなく、体質やその時の状態によって変わります。

  • 初めて鍼を受ける方
  • 吹き出物がある方
  • 湿疹や蕁麻疹ができている方

は、鍼の好転反応が出やすいと考えられています。

まだ鍼の効能に慣れていない時、肌が過敏な状態にある時には、鍼灸院で確認するか、または施術後2~3日ほどは予定を入れないようにしましょう。

鍼による好転反応の種類

鍼によって好転反応が出るかどうかには個人差がありますが、反応の種類や症状もそれぞれ異なります。

それらの種類には、弛緩反応・過敏反応・排泄反応・回復反応の4つがあります。

好転反応|①弛緩反応

発熱

弛緩反応とは、鍼によって溜まっていた毒素や老廃物が筋肉内に回ることで起こる症状です。

不要なものが体外に出ること自体は良いものですが、身体にとっては負担がかかることもあります。

弛緩反応が起こると、発熱や倦怠感などが目立つようになります。時間が経つと落ち着き、健康な状態に変わっていきますので安心してくださいね。

好転反応|②過敏反応

過敏反応とは、鍼を刺した場所に血液が流れることによる反応です。刺激を受けた場所が組織を作り直すべく働き出すため、体感として神経が過敏になることがあります。

過敏反応が生じると、施術箇所に痛みやかゆみを感じる、また炎症や発汗が起こります。

身体全体がかゆくなることもありますが、しばらくすれば引いていくため、落ち着いていれば問題ありません。

好転反応|③排泄反応

施術後にニキビや吹き出物、湿疹、または下痢や尿の変色が目立つ場合には、排泄反応である可能性が高いです。

鍼を受けた後、私たちの身体は古い毒素や老廃物を体外に出そうとします。そのため、肌荒れや排泄の問題が起こりやすくなるのも自然なことです。

突然のことに驚くかもしれませんが、「今はそういうタイミング」と考えておきましょう。

好転反応|④回復反応

体調不良

腹痛や吐き気などが起こる場合には、回復反応によるものだと考えられます。弛緩反応と同じように発熱や倦怠感に悩まされることもあります。

回復反応もほかの好転反応と同じように、時間と共に落ち着いていくため、心配する必要はありません。

鍼で好転反応が出た時に、気をつけるポイント

鍼による好転反応は決して悪いものではありませんが、倦怠感や発熱、肌荒れなどの症状が出ると、やはり不安に感じられるものですよね。

ここで、好転反応が出た時にどうすれば良いか、気をつけるべきポイントについてお伝えします。

ポイント|①安静に過ごす

好転反応自体は平均して2~3日で落ち着きますが、少し体調が悪くなることには変わりがないため、なるべく無理のないように過ごしましょう。施術から少なくとも2~3時間後は激しい運動や仕事、用事などを避け、できるだけ早く帰宅するのが理想です。

飲酒や負担が多い食事を控えるなど、食生活にも注意しましょう。

また好転反応が2~3日ほど出ることを考慮すると、その間には大切な予定が入らないよう、施術の日を調整することもよい手段です。

ポイント|②水分を多めにとる

水分摂取

整体やマッサージを受けた後、施術者から「いつもより多めに水分をとってください」と伝えられたことはないでしょうか。

一般的に、施術後に多くの水分摂取を心がけるのには、深い意味があります。

整体やマッサージ、鍼の施術を受けた後は、血行が促進され、身体が余計な毒素や老廃物、疲労物質などを出そうとします。

水分は血行促進に繋がるため、このような排出モードにある時にはなおさら水分が必要です。だからこそ、こまめに水分をとり、身体のデトックスをサポートしてあげましょう。

ポイント|③注意事項を守る

鍼の施術を受ける時、特に初めての方は施術者から今後の注意点について説明がされると思われます。

入浴や食事、飲酒、仮に好転反応が出た時の方法など、伝えられたことはしっかりと守りましょう。また施術後に不安が出てきたら、遠慮せずに質問すると、すべきことがわかってきます。

鍼で好転反応が起こる!?反応の種類と出た時に気をつけるポイント

鍼を受ける時、特に初めての方や肌荒れがある方には好転反応が出ることがあります。発熱や倦怠感、肌荒れなどが出て不安に思われるかもしれませんが、身体が回復に向かうサインであり、数日たてば落ち着きます。今回お伝えしたポイントを意識しつつ、落ち着いて過ごすと良いでしょう。

それでも鍼に苦手意識があるのなら、整体もおすすめです。手技ならではのアプローチで身体の痛みや不調を解いていき、また肌荒れのような好転反応を避けられます。

NAORU整体院グループでは、身体に負担の少ない優しい手技で整体を行います。「好転反応が少なく、施術後もゆったりとできた」と、喜ばれるお客様が多いです。

身体の痛みが気になる方は、ぜひお近くのNAORU整体院にご相談くださいね!

NAORU整体 三鷹院

H31 新潟柔整専門学校卒業
H31-R4 株式会社シー・エム・シーに勤務
R4 株式会社NAORUテクノロジー参画

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