首の後ろが痛いのは何故?整体師が原因とリスク・対処法を解説
2024年02月6日
首の後ろに痛みがあると、仕事や勉強などちょっとした空き時間などに気になり、やがては睡眠の質にまで悪影響が及ぼされることもあります。
また首の後ろの痛みには様々な原因があり、時に深刻な病気のサインも考えられるため、注意が必要です。
今回の記事では、首の後ろが痛い原因と対処法について解説します。
Contents
首の後ろが痛い原因
首の後ろが痛くなる時、日常生活に原因があるケース、または深刻な原因が隠れているケースで状況が変わります。
ここでは日常生活が原因でのケースについて説明しますので、当てはまるものがないか確かめてみましょう。
原因|①緊張性頭痛
緊張性頭痛とは、後頭部が締め付けられるように痛くなるタイプの頭痛です。偏頭痛や群発頭痛のような一次頭痛でも、最も多い頭痛としても知られています。
緊張性頭痛の原因は、主に首や肩の凝りです。筋肉の緊張による血行不良・姿勢の悪さなどが目立つと、首や肩の筋肉が硬くなり脳に必要な酸素が届きずらくなる結果頭痛に繋がります。
緊張性頭痛と首の後ろの痛みは一見関係がないように思われますが、2つの症状が同時に起きている方も多いことからお互いの関係性は深いのです。
原因|②寝違え
後ろを振り返ったり首を後ろに倒したりする時、強い痛みを感じるのであれば寝違えである可能性が考えられます。
寝違えとは、就寝時の無理な姿勢を原因として起こる症状です。首を傾けて寝ていたり、体力的な疲れのあまり姿勢に気遣わずに寝たりすると、首に強い負担がかかり、翌朝から強い痛みを感じることがあります。
痛みは数日程度で落ち着きますが、その間のストレスは強く、また一週間以上症状が続くケースも少なくありません。
原因|③姿勢の悪さ
パソコンやスマートフォンの操作、下を向く姿勢や猫背などの悪い姿勢が続いていると、頭が前に偏り過ぎた状態になります。
その結果、6キロから8キロもの重さがある頭を首だけで支えなくてはならなくなり、首への負担が強くなります。これによって首の後ろが痛くなるケースも非常に多いです。
姿勢の悪さは非常に身近なものであるために見逃されがちですが、肩こりや首こり、全身の不調など、想像以上に多くの症状を引き起こすリスクが高いです。
だからこそ、「いつものことだから」と放置せず、正しい姿勢で身体への負担を減らす必要があります。
要注意!首の後ろの痛みに隠れたリスク
以上、日常生活と関係する首の後ろの痛みについてお話ししましたが、深刻な病気を原因とする症状もあります。
特に以下のような原因には気をつけましょう。
リスク|①むち打ち症
むち打ち症とは、首が鞭のようにしなったことによって起こる症状です。交通事故やスポーツ中の怪我を原因とするケースが多いです。
交通事故やスポーツ中の衝撃で身体が大きく動かされると、その力によって首も動きます。その時の力は首に大きな負担を与え、筋肉や靭帯などにも悪影響を及ぼします。結果、首の後ろの痛みや凝り、頭痛、めまいや吐き気など、さまざまな症状があらわれるのです。
首は自律神経と繋がる部位であるため、問題が起こると症状が全身に及ぶことがあります。
むち打ち症になった場合には、セルフケアや自己判断で症状を改善することはできません。確実に回復し、また後遺症のリスクを避けるためにも、早めに専門家のサポートを受ける必要があります。
リスク|②椎間板ヘルニア
首の骨を支える組織『椎間板』に問題が起こり、首の後ろが痛くなるケースも珍しくありません。
このようなケースには、椎間板ヘルニアが関わっています。椎間板の動きや安定性を支える髄核が衰えると、組織の損傷が起こります。これにより、首の後ろの痛みや手のしびれ、頭痛など、不快症状が多くなるため、早めかつ適切な対応が必要不可欠です。
また椎間板ヘルニアによる症状は「組織の損傷だから、仕方がない」と思われがちですが、椎間板に問題が起こっていても症状が出ないケースもあることから、必ずしも組織の問題と症状が関係するわけではありません。
しっかりと専門家のサポートを受けることで改善が期待できますので、諦めずに医療機関や整体院に相談してみましょう。
リスク|③椎骨動脈解離
首の骨のなかを走る血管『椎骨動脈』の血管壁に出血あるいは詰まりが起こり、首の後ろが痛くなるケースもあります。
椎骨動脈解離のリスクは、脳梗塞のような深刻な病気に繋がる点です。痛み自体は寝違えや首こりと間違えられやすく、放置されやすいというリスクもあります。
そのため、首の痛みを感じたら「まだ大丈夫」と楽観せず、1日でも早く原因を見つけることが必要です。
首の後ろが痛い!そんな時の対処法
首の後ろが痛い時、さまざまな原因が隠れていることがわかってきたでしょうか。
以下、痛みへの対処法について解説します。
対処法|①医療機関を受診する
首の後ろの痛みに対し、むち打ち症や椎間板ヘルニア・椎骨動脈解離などのリスクがあることを考えると、まずは原因の発見が優先されます。
医療機関の受診は少し気が引けるものですが、重篤な原因を早く確認できるよう診察と検査を受けましょう。特に深刻な原因が関係する場合、発見が早いほどリスクを避けられます。
原因がわかることで精神的な安心にも繋がることから、心のためにも医療機関の受診は必要不可欠です。
対処法|②整体を受ける
医療機関で診察と検査を受け、深刻な原因が見つからないのであれば、整体がおすすめです。
整体では、日常生活での過ごし方による筋肉の緊張や血行不良、姿勢のゆがみなどを改善できます。首の後ろが痛い時、病気が隠れていなければこのような原因との関係性が深く、整体が必要になります。
場所によっては日常生活の身体の使い方やセルフケアも教えてくれるため、再発防止にも役立てられるでしょう。
NAORU整体院グループでは、ゆがみ改善に注目した施術を行います。施術後には全身のバランスが整い、「首の後ろの痛みが出にくくなった」「施術を受ける前より、全体的に体調が良くなった」と喜ばれる方も多いです。
首の後ろの痛みで悩んでいる方は、ぜひNAORU整体院グループにご相談くださいね!
首の後ろが痛い!原因とリスク、対処法まとめ
首の後ろの痛みには、緊張性頭痛や寝違え、姿勢の悪さなどの日常的な原因に加え、時にむち打ち症や椎間板ヘルニア、椎骨動脈解離などの深刻な原因が隠れていることがあります。
日常的な原因が関わっている場合には、それほど心配は必要ありません。体調管理や姿勢への意識、整体の力を借り、痛みが出ないような生活を心がけましょう。
深刻な原因が見られる場合には医療機関のサポートが必要になりますので、なるべく早くの受診をおすすめします。どちらにしても原因がわからなければ行動にも移せないことから、1人で悩まずに医療機関や整体院に相談しましょう。
NAORU整体院グループでも首の後ろの痛みに対応していますので、気になっている方はぜひお近くの整体院にご相談くださいね!