太ももが肉離れする原因とは?症状や対処、予防法まで徹底解説
2025年05月30日
運動中や日常動作のなかで突然、太ももに強い痛みが走った経験はありませんか?
それは「太ももの肉離れ」である可能性があります。
肉離れは、筋肉の一部が断裂してしまう状態で、運動時に急激な負荷がかかった際に発生しやすいとされています。
特に太ももは筋肉量も多く、ジャンプやダッシュなどで力が集中しやすいため、非常にリスクの高い部位です。
この記事では、太ももの肉離れが起こる原因や症状、正しい対処法やストレッチ方法について詳しく解説していきます。
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Contents
肉離れの主な原因とは?発生しやすいシーンと身体の状態を解説

太ももの肉離れは、日常生活よりもスポーツや激しい運動中に起こることが多いケガのひとつです。
しかし、体の柔軟性や筋力のバランス、準備運動不足など、いくつかの原因が重なることで、誰でも発症する可能性があります。
ここでは、肉離れが発生する主な原因を3つに分けて詳しくご紹介します。原因を知ることで、再発予防や対処のヒントにもつながります。
①急激な負荷による筋繊維の損傷
肉離れの多くは、急な筋収縮に筋肉が耐えきれず、筋繊維が部分的に断裂することで起こります。
特に太ももは、走る・跳ぶ・止まるといった動作で大きな負荷がかかる部位です。
よくあるシーン
- スポーツ中のダッシュやジャンプ動作
- 急停止や急な方向転換
- 筋肉が十分に温まっていないウォーミングアップ不足時
このような動作を無理に行うことで、筋肉に強い牽引力が加わり、損傷のリスクが高まります。
② 筋肉の柔軟性不足
筋肉の柔軟性が低下していると、伸び縮みする際の許容範囲が狭くなり、無理な動きで損傷しやすくなります。
特に、以下のような状態は注意が必要です。
- ストレッチ不足
- 筋肉が冷えたままでの運動開始
- 普段から運動習慣が少なく、筋肉が硬くなっている場合
対策のポイント
運動前には必ずウォーミングアップとストレッチを取り入れ、筋肉の温度を上げて柔軟性を高めることが重要です。
③ 筋力のアンバランス
太ももの前面(大腿四頭筋)と後面(ハムストリング)の筋力に差がある場合、筋肉の動きに偏りが生じて、バランスが崩れてしまいます。
この結果、筋力の弱い部位に過剰な負担がかかり、肉離れが発生しやすくなります。
例として
- サッカーやバスケットボール選手に多く見られる
- 前後の筋肉を均等に鍛えていない場合に起きやすい
普段のトレーニングで特定の部位ばかりを鍛えていると、筋肉のバランスが崩れ、怪我のリスクが高まります。
左右・前後の筋力バランスを意識したトレーニングが再発防止にもつながります。
症状と重症度の分類|太ももの肉離れは3段階に分けられる

太ももの肉離れは、損傷の程度によって「軽度」「中等度」「重度」の3つに分類されます。
痛みの強さや歩行の可否、腫れや内出血の有無などで大まかな判断が可能ですが、自己判断に頼らず、必要に応じて医療機関での診断を受けることが大切です。
それぞれの重症度によって、対処法や回復にかかる期間も異なるため、以下の症状の違いをしっかり把握しておきましょう。
軽度(第1度):筋繊維のわずかな損傷
軽度の肉離れは、筋繊維がごく一部損傷した状態で、見た目には大きな変化がないこともあります。
- 軽い痛みや張り感、違和感がある
- 歩行は可能で、通常の生活は送れるが不快感が残る
- 押すとピリッとした痛みを感じることがある
- 腫れや内出血はほとんど見られない
主に軽い運動中や急な動作を行った後に感じやすく、適切なアイシングや安静で数日〜1週間程度で改善することが多いです。
中等度(第2度):部分的な筋断裂
筋繊維の一部が断裂している状態で、軽度よりも痛みが強く、日常生活に支障をきたすレベルです。
- 筋肉の一部が明らかに断裂している
- 歩行時に強い痛みがあり、びっこをひくような歩き方になる
- 明らかな腫れや内出血、皮下の変色が見られる
- 動かすと痛みが増し、運動は困難になる
場合によっては、整形外科での診断や処方、リハビリ指導が必要となるため、放置は禁物です。
重度(第3度):筋肉の完全断裂
重度の肉離れは、筋繊維が完全に断裂しており、強い痛みと機能障害を伴います。スポーツ選手にとっては選手生命にも関わる大きなケガとなる可能性があります。
- 筋肉が完全に切れてしまっている
- 激しい痛みで立ち上がることも困難
- 歩行や動作がほとんどできない
- 内出血が広がり、皮膚の色が紫〜黒に変化する
- 筋肉のへこみや陥没が見られることもある
重度の場合は、保存療法ではなく手術が必要になるケースもあり、早期の診断と治療が非常に重要です。
無理な自己判断はNG
痛みや腫れが強い場合、歩行に支障が出ている場合は、「ただの筋肉痛」や「少しの違和感」とは思わず、早めに医療機関を受診しましょう。
特に中等度以上の肉離れを見逃すと、回復が遅れたり再発リスクが高くなったりするため注意が必要です。
肉離れをしたら?|応急処置と正しい対処法を知っておこう
突然の痛みとともに動けなくなる「肉離れ」。
発症直後の対応が、その後の回復期間や後遺症のリスクに大きく関わります。間違った処置をしてしまうと炎症を悪化させたり、治りを遅らせてしまうこともあります。
ここでは、肉離れが起きた直後に行うべき【応急処置の手順】と、その後の【回復までの対処法】について詳しくご紹介します。
RICE処置を徹底することがカギ
肉離れを起こしたら、まずは患部を落ち着かせるための「RICE(ライス)処置」が基本となります。これは、スポーツ現場でも広く実践されている初期対応法で、以下の4つの頭文字を取ったものです。
① Rest(安静)
患部にこれ以上の負荷をかけないことが最優先です。
歩行や運動を無理に続けると損傷が広がり、重症化や慢性化のリスクが高まります。すぐに動作を中止し、座るか横になって患部を休めましょう。
可能であれば松葉杖やサポーターを活用して、患部への負荷を減らす工夫を。
② Ice(冷却)
発症から48〜72時間は炎症が強く出る期間。患部を氷で冷やすことで血流を一時的に抑え、腫れや痛みを軽減できます。
- 氷嚢やアイスパックをタオル越しに当てる
- 1回15〜20分を目安に、1〜2時間おきに冷却
- 直接肌に氷を当てるのは凍傷の原因になるためNG
長時間の連続冷却ではなく、間隔をあけて繰り返すのが効果的です。
③ Compression(圧迫)
包帯やサポーターなどで軽く圧迫することで、内出血や腫れの拡大を防ぎます。
ただし、強く締めすぎると逆に血流を悪くしてしまうため注意が必要です。
圧迫の目安は「指が1本入る程度の緩さ」。就寝時や冷却中は一時的に外して血流を確保するようにしましょう。
④ Elevation(挙上)
患部を心臓より高い位置に保つことで、腫れや内出血を抑えます。
クッションやタオルを使って、足を高く保つだけでも大きな効果があります。
可能であれば、冷却と圧迫をしながら足を挙上する「同時実施」がおすすめです。
応急処置後の対応|安静・判断・受診が重要
RICE処置を行ったあとは、自己判断で動き出さず、状態を見極めることが必要です。
① 48〜72時間は冷却と安静を徹底
炎症反応がピークを迎えるこの期間は、無理なストレッチやマッサージは避けましょう。
内出血や腫れが引いてから、医師や専門家の指導に従ってリハビリをスタートすることが理想的です。
※温めるのは原則として「72時間以降」から。腫れや熱感が残っているうちはNGです。
② 歩けない・腫れが強い・内出血が広がる場合は医療機関へ
以下のような症状が見られる場合は、早めに整形外科を受診してください。
- 歩行が困難、動かすと激痛が走る
- 皮下出血が広がり、内出血の色が濃い
- 明らかな腫れや陥没、筋肉の凹みがある
- 数日経っても改善の兆しがない
重症の肉離れ(第2〜3度)では、MRIなどの検査による確定診断や、必要に応じて固定・リハビリ・手術などの医療的対応が求められます。
回復期の過ごし方|復帰を急がず、リハビリを丁寧に

肉離れの痛みが落ち着いた後も、すぐに元の動きに戻ろうとせず、丁寧なリハビリを行うことが再発防止や早期復帰のカギとなります。
損傷した筋肉は、見た目には良くなっていても内部はまだ完全に回復していないことも多く、焦って動くことで再発のリスクが高まります。
以下のようなステップを意識しながら、段階的に機能回復を目指しましょう。
リハビリで意識すべき4つのポイント
- 可動域を広げるストレッチ
萎縮した筋肉の柔軟性を取り戻すことで、痛みや動きの制限を軽減します。 - 筋力低下を防ぐ軽いエクササイズ
無理のない範囲で太もも・股関節周囲の筋力を回復させていくことで、日常生活への復帰がスムーズになります。 - 太ももの前後(大腿四頭筋・ハムストリング)のバランス強化
一部の筋肉だけが硬くなったり弱くなったりすると、再びバランスを崩して負荷が偏ります。特に前後の筋力の差を意識して整えることが大切です。 - 正しい歩き方・立ち方の再学習
痛みをかばって偏った動作を続けていると、姿勢や骨盤にもゆがみが生じます。意識的に動作を見直しましょう。
整体院でのリハビリサポートも選択肢に
「何から始めたらいいか分からない」「家でのリハビリに不安がある」という方には、整体院での専門的なサポートもおすすめです。
整体では、以下のようなケアが受けられます:
- 可動域制限や左右差のチェック
- 筋膜や関節の柔軟性を高める手技療法
- 正しい歩行・姿勢指導
- 筋肉バランスを整える施術とセルフケアの提案
プロによる評価とアドバイスが入ることで、リハビリの方向性が明確になり、無理なく段階的に回復を進めることができます。
無理は禁物。専門家の許可を得てから復帰を
自己判断で運動やスポーツを再開してしまうと、完全に治りきっていない部位に過度な負担がかかり、再発するリスクが高まります。
特にスポーツ復帰や長時間の立ち仕事への復帰は、必ず医師や整体師など専門家の許可を得てから行うようにしましょう。
NAORU整体院グループでも、太ももの肉離れ後の施術を行っております。太ももの肉離れをしてどこで何をしたらいいのかと困っている方は、ぜひお近くのNAORU整体院にご来院くださいね!
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まとめ:正しい初期対応が早期回復への近道
肉離れは「早く対処すれば早く治る」ケガのひとつです。
そのためには、発症直後のRICE処置の徹底と、無理をしない安静が欠かせません。
特に太ももの筋肉は身体の中でも大きく、再発のリスクも高い部位。
痛みを軽く見ず、正しい判断とケアを行うことで、よりスムーズな回復を目指しましょう。









