菱形筋ストレッチで肩こり・背中の重さを改善!原因と方法を徹底解説
2025年07月18日
「肩こりや背中の重さが気になる」「パソコン作業の後に肩甲骨の内側がズーンと重い」こんなお悩みを抱えていませんか。
実はその原因の一つが「菱形筋(りょうけいきん)」という肩甲骨の間にある筋肉のこわばりかもしれません。
菱形筋は、肩甲骨を引き寄せる働きを持ち、姿勢を保つために重要な筋肉です。しかし長時間のデスクワークやスマートフォンの使いすぎで、背中を丸めた姿勢が続くと、ゴムが固くなってしまうように菱形筋も硬くなりやすいのです。
この記事では、菱形筋が硬くなる原因と、そのストレッチ方法を詳しく解説します。日常でできる簡単なケアを取り入れることで、肩こりや背中の重さが軽くなることが期待できます。
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Contents
菱形筋とは?

菱形筋は、肩甲骨の内側に位置し、肩甲骨を背骨の方向に引き寄せるときに働きます。例えば、背筋をピンと伸ばして胸を張るときにサポートする筋肉です。
デスクワーク中に肩が前に出て背中が丸くなると、この筋肉が長時間引き伸ばされた状態で固定されます。やがて筋肉は固まり、血流も滞りやすくなり、肩甲骨の内側に重さや痛みを感じるようになります。
言い換えるなら、長いゴムを引っ張り続けているうちにゴムが伸びきってしまう状態に近いのです。
菱形筋が硬くなる主な原因

ここでは、菱形筋が硬くなってしまう代表的な原因について詳しくご説明します。
日々の生活の中で何気なく行っている動作や姿勢が、知らず知らずのうちに菱形筋へ負担をかけていることがあります。
まずはその要因を知ることで、改善の第一歩を踏み出しましょう。
1. 長時間のデスクワーク
長時間パソコンに向かって作業をしていると、自然と肩が前に出て背中が丸まった姿勢になりやすいです。
このとき菱形筋は常に引き伸ばされた状態で固定されます。
筋肉はゴムのようなもので、長時間引っ張られたままだと徐々に柔軟性を失い、弾力がなくなってしまいます。
その結果、血液や酸素がうまく行き届かず、疲労物質が溜まりやすくなり、背中や肩の奥にジーンとした重さや痛みを感じるようになります。
「一日中座って作業した後は肩や背中が固まる」という経験がある方は、この菱形筋の疲労が関係していることが多いです。
2. スマートフォンの長時間使用
スマートフォンを覗き込む姿勢は、首が前に突き出て背中が丸くなりやすい特徴があります。
この姿勢は菱形筋をさらに伸ばしたまま固定するため、負担が増えてしまいます。
電車でスマートフォンを長時間使った後や、ベッドで長い時間スマホを見ていると、背中の奥がじんわり痛くなったことはありませんか。
あれも菱形筋が「引っ張られすぎて悲鳴をあげている」サインの一つです。
現代人の多くが毎日スマートフォンを使うため、菱形筋の負担は想像以上に積み重なっていると言えます。
3. 運動不足
筋肉は動かさないと硬くなりやすく、菱形筋もその例外ではありません。
例えば、ずっと同じ姿勢で座りっぱなしだと、筋肉は「動かなくていいんだ」と勘違いして、サビついた歯車のように滑らかさを失ってしまいます。
ウォーキングや軽いストレッチを習慣にすると、筋肉に血液がめぐりやすくなり、菱形筋も柔らかさを保てます。
逆に運動不足が続くと、背中全体の血流が滞り、菱形筋が固まりやすくなり、肩こりや首の不調を引き起こすきっかけになります。
4. 猫背などの不良姿勢
普段から姿勢が悪いと、肩甲骨の動きが制限され、菱形筋に負担がかかり続けます。
例えば、長年猫背で過ごしていると、肩甲骨を寄せたり背筋を伸ばす動作がうまくできなくなります。
これはまるで、油をささずに使い続けたドアの蝶番が、ギギギ…と軋みながらしか動かなくなるイメージです。
一度癖がつくと、筋肉はその姿勢に合わせて固まってしまうため、こまめな姿勢改善やストレッチが必要になります。
「自分は猫背だから仕方ない」と放置せず、少しずつでも意識して背筋を伸ばす習慣を取り入れると、菱形筋の負担を軽くすることができます。
菱形筋が硬くなると起こる不調

菱形筋は肩甲骨を引き寄せる役割を担っているため、この筋肉が硬くなると肩や背中の動きに直接影響が出ます。
最初は「ちょっと重いな」「少し痛いかな」という程度でも、放っておくと首や肩まで不調が広がることがあります。
ここでは、菱形筋が硬くなったときに現れやすい症状を詳しく見ていきましょう。
肩こりや背中の重さ
菱形筋が疲れて硬くなると、肩甲骨の内側にジワジワとした重だるさを感じます。
「背中の奥のほうが張っている」「肩甲骨の間がこわばる」という感覚が出てくることが多いです。
これは、筋肉がこわばって血流が滞り、老廃物が溜まりやすくなるためです。
いわば、長い間使っていないホースに水がたまって流れが悪くなるような状態です。
首や肩の可動域の低下
菱形筋が硬くなると、肩甲骨の動きが悪くなります。
肩を回そうとしたときに動きがぎこちなくなったり、首を左右に倒したときに違和感を覚えたりすることがあります。
普段ならスムーズに動くはずの動作が、「なんだか動かしにくい」「引っかかる感じがする」と感じたら、菱形筋の硬さが関係している可能性があります。
肩甲骨周りの痛み
さらに症状が進むと、肩甲骨の内側や周辺にズキズキとした痛みが現れることもあります。
重い荷物を持ったり、長時間同じ姿勢を続けたりすると痛みが強くなる場合もあります。
この痛みを放置すると、無意識にかばう動作が増えて他の筋肉にも負担がかかり、さらに不調が広がる悪循環を招きかねません。
放置するとどうなる?
菱形筋の不調をそのままにしておくと、背中だけでなく首や肩、さらには腕や頭痛といった二次的な不調へとつながることもあります。
「背中が重いだけだから大丈夫」と思っていても、いつのまにか日常生活に支障が出るほどの痛みになってしまうケースもあります。
だからこそ、早めのケアやストレッチ、場合によっては専門家への相談がとても重要です。
菱形筋を伸ばすストレッチ方法
菱形筋をやわらかく保つためには、定期的なストレッチがとても効果的です。
デスクワークの合間やお風呂上がりなど、体が温まっているタイミングで行うと、より効率よくほぐせます。
ここでは、自宅や職場でも簡単にできるストレッチを3つご紹介します。
1つひとつは短い時間でできるので、すべて組み合わせて実践するのもおすすめです。
ストレッチの手順
1. 肩回しストレッチ
肩回しは、菱形筋をやさしく動かす準備運動のような役割を果たします。
肩甲骨を意識しながら動かすことで、背中全体の血流が改善し、硬くなった筋肉が温まりやすくなります。
- 立ったまま肩をゆっくりと大きく後ろ回しに10回行います。
- 肩甲骨を中央に寄せるイメージで動かすことがポイントです。
- 動かしていると、最初はギシギシした感覚があっても、次第にスムーズになっていくのを感じるでしょう。
2. 腕を組んで背中を伸ばすストレッチ
このストレッチは、菱形筋をしっかりと伸ばす基本的な方法です。
ちょうど背中の奥で「縮んだゴムを引き伸ばしている」ような感覚を意識しましょう。
- 両腕を前で組み、組んだ腕を前に突き出すようにして背中を丸めます。
- そのまま10秒間キープし、肩甲骨の間がじわっと伸びているのを感じてください。
- この動作を1回につき3セットほど行うと、さらに効果的です。
- 作業の合間に行うと、凝り固まった背中が軽くなりやすいでしょう。
3. 肩甲骨引き寄せストレッチ
このストレッチでは、菱形筋を使って肩甲骨を動かし、正しい位置に戻す練習をします。
胸を大きく広げることで、呼吸もしやすくなり、背中全体がスッキリします。
- 両手を頭の後ろで組み、ひじを大きく後ろに開いて胸を張ります。
- 肩甲骨を中央に寄せる意識で5秒キープ、これを5回繰り返しましょう。
- 最初は胸が開きにくいかもしれませんが、続けることでだんだん動きがスムーズになっていきます。
ストレッチのポイント
- 無理に強く伸ばさない
筋肉をいきなり強く引っ張ると、逆に痛めてしまうことがあります。
「気持ちいい」と感じる範囲で行うことが大切です。 - 呼吸を止めず、リラックスした状態で
ストレッチ中に息を止めると筋肉が緊張しやすくなります。
深い呼吸を意識しながら、気持ちを落ち着けて行うと効果が高まります。 - こまめに続けることが大切
1回で劇的な変化は感じにくいかもしれませんが、毎日続けることで確実に背中の軽さが実感できます。
ストレッチを行うことの利点と欠点
ストレッチは、固まった筋肉をやわらかくほぐし、血流を促す簡単で効果的な方法です。
ただし、メリットばかりではなく、注意点やデメリットも存在します。
ここでは、ストレッチを行う際の利点と欠点をわかりやすくまとめてみました。
利点
- 血行が改善し、肩こりや背中の重さが軽減する
ストレッチをすることで、筋肉の中を通る血液の流れが良くなります。
例えるなら、長い間使っていなかったホースに水を流したとき、最初は詰まりがあっても徐々にスムーズに流れるようになるイメージです。
その結果、肩や背中の奥にたまっていた疲労感や重さが少しずつやわらぎます。 - 肩甲骨の動きが滑らかになり、姿勢が良くなる
固まった筋肉がほぐれることで肩甲骨がスムーズに動くようになり、自然と背筋が伸びやすくなります。
姿勢が整うことで、呼吸も深くなり、集中力が上がったり気持ちが軽くなったりする人もいます。
欠点
- 即効性はあまりなく、継続が必要
ストレッチは一度やっただけでは大きな変化を感じにくいかもしれません。
「お風呂を一度入っただけでは体の芯まで温まらない」のと同じで、続けることで初めて実感が積み重なります。 - 痛みが強いときに無理に行うと悪化する可能性がある
すでに炎症や強い痛みがある部分を無理に伸ばすと、逆に負担をかけてしまうことがあります。
「少し痛気持ちいい」程度でとどめ、強い痛みを感じたらすぐにやめることが大切です。
ストレッチ以外にできること

ストレッチはとても有効ですが、生活習慣や日々の姿勢を見直すことでも、菱形筋や肩まわりの不調を改善することができます。
以下のポイントを日常に取り入れてみてください。
- 姿勢を意識する(猫背を避け、背筋を伸ばす)
長時間のデスクワーク中も、背中を丸めずに軽く胸を張る姿勢を意識することで、菱形筋への負担が減ります。
肩を後ろに引いて深呼吸するだけでも、簡単なリセットになります。 - 適度な運動を取り入れる(ウォーキングや軽い筋トレなど)
日々の生活にウォーキングや軽いダンベル体操を取り入れると、血行が促進され、筋肉が硬くなりにくくなります。
運動は、体全体の「循環を良くするポンプ役」として大きな力を発揮します。 - こまめに肩を動かす習慣をつける
1時間に1回でも肩を回したり、両手を大きく上に伸ばしたりするだけで、筋肉はリフレッシュします。
まるで止まった時計の針を少し動かすように、定期的に体を動かすことがポイントです。
まとめ
- 菱形筋は肩甲骨の間にある重要な筋肉で、長時間の悪い姿勢や運動不足で硬くなりやすい
- 硬くなると肩こりや背中の重さ、肩甲骨周りの痛みが増えやすい
- ストレッチでほぐすと血行が良くなり、姿勢が整いやすくなる
- 無理をせず、こまめに続けることが大切で、毎日の小さな積み重ねが改善への近道になる
菱形筋をケアすることで、肩や背中の不快感をやわらげ、仕事や日常生活をより快適に送ることができます。
しかし、セルフケアだけではなかなか改善しないケースも少なくありません。
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